メダリストが語る“言葉の力”とは? 高木美帆は平仮名3文字、渡部暁斗は四字熟語…
「イチロー選手。全体的に見ても一番カッコイイ」とあこがれの眼差し
一方、高木が名前を出したのは、あの球界のレジェンドだった。
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「やっぱりCMでもよく見ますし、イチロー選手です。一番カッコイイと思います。全体的に見てもカッコイイ選手だなと」とコメントし、競技は違うがやはり世界のイチローにはあこがれの眼差しを送っていた。
お互いの座右の銘もパネルに書いて発表。高木は「できる!!」というシンプルなひらがな3文字だった。込められた思いを説明した。
「この4年間で色々あった。勝てないと思っている時もあったけど、同じ人間だから“できる”のだと思って練習からやってみると、成績も上がっていきました」
2010年のバンクーバー五輪に15歳で出場。しかし期待された4年後のソチ五輪は出場すらかなわなかった。それから再び4年後に成し遂げたメダルコンプリートの快挙は、“できる”というシンプルな思いが生み出したものだったという。
一方の渡部は対照的に4字熟語だった。「上善水如(じょうぜんみずのごとし)、お酒じゃないですよ(笑い)。人生で1番は水のように生きて行くこと。水は固くもなれるし、蒸発して気体にもなれる。イメージする選手像にピッタリです」と説明した。老子が残した言葉で、「水こそ理想の生き方」だという意味だ。集まったファンも聞き入っていた。
約1時間のトークショーは大盛況のうちに幕を閉じた。
(THE ANSWER編集部)