ウクライナ首都を束ねる英雄ボクサー、侵攻耐える市民を称賛「これ以上ない愛国者だ」
ボクシングの元WBO&WBC世界ヘビー級王者で、現在ウクライナの首都キエフの市長を務めるビタリ・クリチコ氏。ロシアのウクライナ侵攻に対応しているが、米放送局「CNN」に対して悲壮な覚悟を明かしている。
ウクライナの首都・キエフ市長を務めるクリチコ氏
ボクシングの元WBO&WBC世界ヘビー級王者で、現在ウクライナの首都キエフの市長を務めるビタリ・クリチコ氏。ロシアのウクライナ侵攻に対応しているが、米放送局「CNN」に対して悲壮な覚悟を明かしている。
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ボクシング界で殿堂入りを果たしている英雄クリチコ氏は2014年からウクライナの首都・キエフの市長に就任。出演した「CNN」の番組内で、ロシア軍の侵攻を受けている首都の現状を発信した。ロシアの侵攻が長く続き、多くの市民が防空壕に避難している状況を伝え、武器を手に取ったキエフ市民については称賛を送っている。
「これ以上ないほどの愛国者たちだ。我々の軍隊を誇りに思う。ウクライナ軍は世界屈指の強さを誇る。兵士たちは英雄だ。素晴らしい活躍を続けている。現時点で数万の市民が都市の防衛に従事している。人々は武器を手に、自分たちの家、家族、未来と国を守ろうとしている。私は本当に誇りに思う」
そして「ロシア軍がどれぐらい強いのか、などどうでもいい。我々は準備ができている。そして、母国と家族のために死ぬ準備もできている」と覚悟を示したクリチコ氏。ロシアのウラジミール・プーチン大統領へのメッセージを求められると「民主的で近代的なヨーロッパの国というのが我々の未来」などと終始毅然とした態度を見せていた。
(THE ANSWER編集部)