ミニマム級でKO勝率90%の日本王者・石澤開 世界王座より大切にする「理想」の雪辱戦
ボクシングのWBO世界ミニマム級王者・谷口将隆(ワタナベ)が22日、神奈川・横浜市内のホテルで会見し、同級5位・石澤開(M・T)と4月22日に東京・後楽園ホールで初防衛戦を行うと発表した。興行は「PXB PHOENIX BATTLE 87」として大橋ジムが主催。映像配信サービス「ひかりTV」にて生中継される。戦績は28歳の谷口が15勝(10KO)3敗、25歳の石澤が10勝(9KO)1敗。
谷口将隆VS石澤開、「4.22」初防衛戦発表
ボクシングのWBO世界ミニマム級王者・谷口将隆(ワタナベ)が22日、神奈川・横浜市内のホテルで会見し、同級5位・石澤開(M・T)と4月22日に東京・後楽園ホールで初防衛戦を行うと発表した。興行は「PXB PHOENIX BATTLE 87」として大橋ジムが主催。映像配信サービス「ひかりTV」にて生中継される。戦績は28歳の谷口が15勝(10KO)3敗、25歳の石澤が10勝(9KO)1敗。
石澤がリベンジに燃えている。2019年9月の日本同級王座挑戦者決定戦で判定負け。プロ初黒星を喫した相手だ。今回のリングは世界のベルトより重きを置くものがある。
「僕の唯一の黒星である谷口選手が世界タイトルを獲得したことで、このような試合が組めた。僕としては理想のリベンジができる場が整ったなと思います。世界タイトルマッチの意識より、僕としては谷口選手へのリベンジの場が世界タイトルマッチだったという意識の方が大きい」
10勝9KOでKO勝率90%。前回は谷口に敗れはしたが、ダウンを奪った。興行主の大橋秀行会長も「この階級ではありえないKO率を持っている」と称賛。石澤は谷口戦について「そこからたくさん学んだことがある。負けた時のスタイルはガンガン前に行く。それは今も変わらないけど、当時はそれしかできなかった」と振り返る。駆け引き、技術を磨いて再戦にこぎつけた。
今年1月の同王座決定戦で森且貴(大橋)に8回TKO勝ちし、日本王座を獲得。世界ランクはWBO5位のほか、IBF8位、WBC15位につける。「この試合に勝つことはもちろんですけど、僕が一番期待されているのは『石澤がどのように倒すのか』という部分。僕の仕事は今回倒して世界奪取をすること。それが達成できるように頑張りたい」と闘志を燃やした。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)