井上尚弥は「次なるブギーマン」 米メディアが“最強の男”GGGに重ねた怪物の肖像
「未だ見た事がないレベルに向け、日本BOX界を解き放とうしている」
PFPで1位に君臨する3団体世界ミドル級王者のゴロフキンも強すぎるゆえに、対戦相手が見つからない過去があったと言及。ボクシング界最強の男GGGのかつての姿に井上が重なるという。
スーパーフライ級では統一戦を望んだが、実現しなかった。井上がミット打ちであまりに強烈なパンチから父親の手首を折った逸話から「こういう記事が伝説を増幅させる。そして、WBAスーパーフライ級王者のカリド・ヤファイとIBF王者のジェルウィン・アンカハスは最終的に彼と戦わないことを決意したのだ」と指摘している。
強すぎる王者の宿命を味わってきた井上だが、マクドネル戦の先には世界大注目の檜舞台が待っている。賞金総額50億円ともいわれるボクシング界の一大イベント「ワールドボクシングスーパーシリーズ(WBSS)」参戦の可能性が浮上。ゾラニ・テテ(南アフリカ)、ライアン・バーネット(英国)らバンタム級の王者がトーナメント形式の大会出場が取り沙汰されている。
待ちに待った統一戦のチャンスに対し、「全ての選択肢がイノウエへの注目を確約している。彼の陣営は未だ見たことがないレベルに向け、日本ボクシングを解き放とうとしているのだ」と井上の持つ可能性を評価している。
バンタム級で一戦も交えぬ前から最強の男と恐れられるモンスター。3階級統一の先には、どんな風景が広がっているのだろうか。
(THE ANSWER編集部)