大谷翔平の衝撃は他競技にも 闘莉王も感銘「あんな選手見たことがない」
闘莉王が注目する大谷の精神力、「コミュニケーションも上手いと思った」
開幕前のスプリングトレーニングで大谷はメジャーへの適応に試行錯誤した。オープン戦では打率.125、防御率27.00という、らしからぬ数字で、米メディアからは開幕マイナースタートという厳しい報道が相次いだ。
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「あれほど、アメリカで批判されていたのに動じない。そのメンタルがすごくいいよね。黙って結果を出す。周りに流されない。謙虚さもいいんだろうね。自分が23歳の時はどうだったかな……。結果を出したら、批判した人間を見返すようなことを発言してしまうかもしれないね」
米メディアのキャンプ中の批判にも全く動じる様子のなかった鋼鉄のメンタルを闘莉王は称賛。そして、ルーキーとして身を投じたエンゼルスに早くも溶け込んでいることにも注目した。
「試合のベンチを見ていて、周りの選手とのコミュニケーションも上手いと思った。その辺りの賢さというものを感じる」
開幕から2週間で、大谷とチームメートとの信頼関係も伝わってくる。3日(日本時間4日)の本拠地インディアンス戦で初本塁打を放った大谷はダグアウトに戻ってきた際、あえて無視される「サイレントトリートメント」というメジャー流の祝福を受けた。大喜びの大谷はハイタッチを待つ素振りを見せたが、チームメートは必死に無視。それでも同僚のキンズラーに無理やり抱きつくと、チームメートもギブアップし、選手、スタッフ全員で祝福していた。