認めさせた二刀流の才能「実力を疑問視する人々に最も信頼に足る答え示した」

　米メディアもこぞって特集した。放送局「CBSS」は「エンゼルスのルーキー、ショウヘイ・オオタニが初ホームラン、無視の洗礼も経験」と特集。「オオタニは無視の洗礼を受けた。最終的にチームメートは彼をもみくちゃにしたが、ベンチが演劇舞台になっている間は、オオタニは可愛らしい仕草をしていた」と紹介している。

　米紙「ワシントン・ポスト」は「MLB初ホームランのオオタニ、エンゼルスのベンチでのお祝い」と見出しを打ち、「選手たちは日本のスターが帰ってきた時に無視という恒例行事で出迎えた。比類なく多様な才能を持っているオオタニには何も問題ない。この愉快な無言劇は、喜びに沸くチームメートからオオタニへのお祝いだ」と言及している。

　さらに「火の玉を投げるピッチャー、長打を打ち抜くバッターを高いレベルで両立することで、日本のベーブ・ルースという名を得た23歳は、第1打席からMLBを活気立てた」とプレーぶりについても称賛している。

　米紙「ロサンゼルス・タイムズ」は「ショウヘイ・オオタニが第1打席のホームランでインディアンスを支配」と特集し、「懸念で眉をひそめる人々には、控え席から笑顔を届けた。実力を疑問視している人々には、最も信頼に足る答えを示した。ゴロを想定していた人々には、特大のホームランを提供した」と賛辞。「半端ない！これがショウヘイだ！」とも記している。

　米スポーツメディア「Sporting News」は「ショーヘイ・オオタニが二刀流の片鱗をエンゼルスファンに垣間見せた」と特集。オープン戦から実力に懐疑的な見方をする向きもあったが、日本が誇る二刀流は結果で才能を認めさせた。