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少年サッカーで珍しい順位決定、フェアプレーに提示されるグリーンカードで勝ち抜け

小学生を対象とした8人制のサッカー大会「ダノンネーションズカップ2018inJAPAN決勝大会」が1日に駒沢オリンピック公園で開幕し、男子は連覇を狙う柏レイソルU-12、前回準優勝の川崎フロンターレU-12など16チームが2日に行われる決勝トーナメント進出を決めた。FIFA(国際サッカー連盟)公認の大会で、世界32カ国で開催され、日本大会の優勝チームは世界大会に出場する。

グリーンカードで大阪市ジュネッスが勝ち抜けた【写真:平野貴也】
グリーンカードで大阪市ジュネッスが勝ち抜けた【写真:平野貴也】

大阪市ジュネッスが“フェアプレー”に提示されるグリーンカード差で決勝トーナメント進出

 小学生を対象とした8人制のサッカー大会「ダノンネーションズカップ2018inJAPAN決勝大会」が1日に駒沢オリンピック公園で開幕し、男子は連覇を狙う柏レイソルU-12、前回準優勝の川崎フロンターレU-12など16チームが2日に行われる決勝トーナメント進出を決めた。FIFA(国際サッカー連盟)公認の大会で、世界32カ国で開催され、日本大会の優勝チームは、フランスで現地チームとの親善試合プログラムに参加する(当初、世界大会の出場が予定されていたが、ダノンフランス本社により、2018年世界大会は2019年に延期。日本では多くの選手が中学校やジュニアユースで別チームに進み、同一チームでの参加が事実上不可能なため代替案が用意された)。

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 前回大会のベスト8、国内4会場で行われた予選の各上位4位、抽選参加の8チームの計32チームが参加。大会初日は、4チームずつ8組に分かれたグループリーグで総当たり1回戦を行った。各組の上位2位が決勝トーナメントに進むが、柏レイソルU-12が1位で突破したA組では、珍しい規定で大阪市ジュネッスフットボールクラブが2位チームに決まった。

 競技規定により順位決定方法は、合計勝点(勝利3、引き分け1)、得失点差、総得点数、当該チーム間成績、累積カード、抽選の優先順となっている。大阪市ジュネッスは、2試合を終えて横浜F・マリノスプライマリーと勝点、得失点差、総得点数で並び、直接対決となった第3戦も0-0で引き分けたため、勝敗は累積カードに委ねられた。両チームともにファウルによるイエローカード、レッドカードはなかったが、大阪市ジュネッスが第2戦の際にグリーンカードを受けていたために上位となり、2位でグループリーグを勝ち抜いた。

 グリーンカードは、日本サッカー協会がU-12以下の大会を対象にフェアプレーを推進することを目的として2004年度に導入したもの。海外では大人の大会で採用されている例もある。負傷した相手への思いやり、意図しなかったファウルの際の謝罪、フェアな態度で試合に臨んだチームなどに審判が提示する。

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