涙のザギトワ、皇帝プルシェンコが熱きエール「君はロボットじゃない、人間だ」
フィギュアスケートの世界選手権(ミラノ)で、まさかの5位に終わった平昌五輪金メダルのアリーナ・ザギトワ(ロシア)。今季無敗だった天才少女の“涙の初黒星”に世界が驚いたが、母国ロシアで「皇帝」と呼ばれたトリノ五輪金メダルのエフゲニー・プルシェンコ氏は「君はロボットじゃない、人間だ、不可能を可能と証明してきた15歳の少女だ。今後も何回も証明していくだろう」と自身のSNSで熱いエールを送っている。
シニア初黒星の15歳にSNSでメッセージ「失敗が強くし、新しい成功、勝利へ進む」
フィギュアスケートの世界選手権(ミラノ)で、まさかの5位に終わった平昌五輪金メダルのアリーナ・ザギトワ(ロシア)。今季無敗だった天才少女の“涙の初黒星”に世界が驚いたが、母国ロシアで「皇帝」と呼ばれたトリノ五輪金メダルのエフゲニー・プルシェンコ氏は「君はロボットじゃない、人間だ、不可能を可能と証明してきた15歳の少女だ。今後も何回も証明していくだろう」と自身のSNSで熱いエールを送っている。
プルシェンコ氏は25日にインスタグラムを更新。練習中にザギトワが3回転でルッツ―トウループ―ループ―ループを連続で跳んだ動画を紹介して称賛した上で「君は素晴らしいシーズンを送っている。五輪優勝者は世界選手権に出ないことが多いけど、君は出た」と平昌五輪で金メダルを獲得してなお、世界選手権に出場したことに賛辞を送っている。
さらに「君はロボットじゃない、人間だ、不可能を可能と証明してきた15歳の少女だ。今後も何回も証明していくだろう。失敗が我々を強くし、新しい成功、新しい勝利、新しい世界記録へと進んでいく!」と熱くつづった。圧倒的な強さゆえ、後半に固めたジャンプ構成など議論の的とされてきたが、人間なら必ずしもミスがあると、前向きなメッセージを送っている。
ザギトワはシニアデビューした今季、グランプリ(GP)シリーズ&ファイナル、ロシア選手権、欧州選手権に続き、平昌五輪を無敗で制覇。今大会もV大本命とみられていたが、ショートプログラム(SP)2位で迎えたフリーはジャンプで3度転倒するなど、ミスが相次ぎ、まさかの5位。演技後に悔し涙に暮れる姿が話題を呼んでいた。
しかし、プルシェンコ氏が言う通り、今季、世界に衝撃を与え続けてきた15歳。まだまだ成長の余地はある。シーズンの最後に味わった悔しさをバネに来シーズン、どんな成長した姿を見せてくれるのか。また一つ、新たな楽しみが生まれた。
(THE ANSWER編集部)