チェン、復活の“史上最大47点差V”に米感動 リッポン「僕は泣いているよ」
フィギュアスケートの世界選手権(ミラノ)は24日、男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位のネイサン・チェン(米国)が215.08点をマークし、世界歴代2位となる321.40点で初優勝。2位の宇野昌磨(トヨタ自動車)に史上最大の47.63点差をつける圧勝を飾った。平昌五輪でまさかの5位に終わった18歳の復活に対し、母国の盟友は「僕は泣いているよ」と号泣したことを明かすなど、米国に感動を呼んでいる。
2位宇野に47.63点差をつけて初優勝…米国フィギュア連盟が祝福
フィギュアスケートの世界選手権(ミラノ)は24日、男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位のネイサン・チェン(米国)が215.08点をマークし、世界歴代2位となる321.40点で初優勝。2位の宇野昌磨(トヨタ自動車)に史上最大の47.63点差をつける圧勝を飾った。平昌五輪でまさかの5位に終わった18歳の復活に対し、母国の盟友は「僕は泣いているよ」と号泣したことを明かすなど、米国に感動を呼んでいる。
まさに圧巻――。一人だけ次元が違う滑りで、ミラノのリンクを支配した。チェンはルッツを含め4種類、計6本の4回転ジャンプを組み込み、高難度のプログラムを大きなミスなく滑り切った。得点は平昌五輪でマークした215.08点を上回り、自己ベスト歴代2位の219.46点。合計点も同じく世界歴代2位の321.40点を叩き出し、初優勝を飾った。
悪夢から甦った。金メダル候補の一角に挙げられていた平昌五輪はSPですべてのジャンプに失敗し、17位に沈んだ。しかし、フリーは4回転を5本成功させる圧巻の逆襲劇で5位に入り、感動を呼んでいた。ただ、今回は当時を上回る高得点を叩き出し、2位の宇野につけた47.63点差は史上最大となる圧勝となった。