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「0→21得点」と前後半で一変 群馬キーナンが覚醒、“積極性”貫いたチームをHC称賛

バスケットボールのBリーグ群馬クレインサンダーズは11日、B1第10節の第1戦で信州ブレイブウォリアーズと対戦し、序盤にリードを許す苦しい展開ながら90-87と逆転勝利を収めた。試合後、チームを率いるトーマス・ウィスマン・ヘッドコーチ(HC)は「非常にタフな試合だった」と振り返るとともに、積極性を貫き終盤にスコアをひっくり返したチームのパフォーマンスを称えた。

21得点をマークし、チームを逆転勝利に導いたジャスティン・キーナン(左)【写真:中戸川知世】
21得点をマークし、チームを逆転勝利に導いたジャスティン・キーナン(左)【写真:中戸川知世】

Bリーグ群馬が信州に90-87と逆転勝利、ウィスマンHC「タフな試合だった」

 バスケットボールのBリーグ群馬クレインサンダーズは11日、B1第10節のGAME1で信州ブレイブウォリアーズと対戦し、序盤にリードを許す苦しい展開ながら90-87と逆転勝利を収めた。試合後、チームを率いるトーマス・ウィスマン・ヘッドコーチ(HC)は「非常にタフな試合だった」と振り返るとともに、積極性を貫き終盤にスコアをひっくり返したチームのパフォーマンスを称えた。


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 前節で京都ハンナリーズに2連勝、8勝8敗と勝率を5割に戻して迎えた信州との一戦だったが、立ち上がりに思わぬ劣勢を強いられる。第1クォーターで相手に連続得点を許し、一時は11点のリードを許す苦しい展開。20-27で迎えた第2クォーターも流れは変わらず、前半を38-45で折り返した。

 そんな低調な群馬で後半、輝きを放ったのがトレイ・ジョーンズに次ぐチーム2位の得点数を誇るジャスティン・キーナンだった。第2クォーターまでは無得点に抑えられていたものの、第3クォーターで7得点を奪うと、第4クォーターでは10本のフリースロー成功を含む14得点を決めて、チームを逆転勝利に導いた。

 群馬のウィスマンHCは試合後、キーナンについて「前半は無得点となっていたが、後半は非常に重要な場面のフリースローも含めて21点。非常に素晴らしいパフォーマンスをしてくれた」と称賛。一方で、そこに至るまでにチームとして積極性を失わなかったことを強調している。

「アタックすることを忘れないように伝えてきた。我々はこの試合でフリースローを26本もらい、相手は10本。ここにアグレッシブさが出ていたと思う。そこの自分たちの強みは今後もキープしたい」

 序盤に失点が先行する展開となっても、果敢に仕掛けて流れを引き寄せた群馬。「ディフェンスの部分で修正しなくてはいけない」(ウィスマンHC)と課題はあるものの、最終的にターンオーバー12対20、オフェンスリバウンドは12対8と相手よりも良い数字を残しており、アグレッシブさが呼び込んだ逆転勝利はチームを勢いづける1勝になったはずだ。

(THE ANSWER編集部)


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