「左のサヤカ」対決は佐藤冴香が制す 高橋沙也加に地元・仙台で意地の勝利
コートの両側から「サヤカ」コールが飛び交った一戦は、佐藤が高橋に勝利した。バドミントンのトップ4トーナメントが24日に仙台市・ゼビオアリーナで開幕。女子は、午前の試合で日本ユニシスが2-1でヨネックスを下して翌日に行われる決勝進出を決めた。大会は、国内最高峰S/Jリーグの上位4チームが参加する新設の団体戦だ。ヨネックスで唯一勝利を挙げたのは、仙台市出身の佐藤冴香。第1ダブルスが敗れた後、シングルスで高橋沙也加にストレート勝ち(21-18、23-21)。名前の読みが同じ左利き同士の対決を制した。
同じ左利き同士の対決、母校の生徒の前でストレート勝ち
コートの両側から「サヤカ」コールが飛び交った一戦は、佐藤が高橋に勝利した。バドミントンのトップ4トーナメントが24日に仙台市・ゼビオアリーナで開幕。女子は、午前の試合で日本ユニシスが2-1でヨネックスを下して翌日に行われる決勝進出を決めた。大会は、国内最高峰S/Jリーグの上位4チームが参加する新設の団体戦だ。ヨネックスで唯一勝利を挙げたのは、仙台市出身の佐藤冴香。第1ダブルスが敗れた後、シングルスで高橋沙也加にストレート勝ち(21-18、23-21)。名前の読みが同じ左利き同士の対決を制した。
第1ゲームは、スコアが均衡する中で18-18から抜け出して勝利。第2ゲームは互いに連続ポイントの多い展開で試合のペースが激しく変わった。佐藤は15-11から8連続失点で15-19と逆転されたが、「S/Jリーグの最終節で(NTT東日本の)三谷美菜津選手と戦って、リードしていたのに逆転負けをした。同じ展開だなと思ったけど、同じでは成長していないと思って踏ん張った」と最後に粘り腰を見せて19-20から同点に追いつき、23-21で競り勝った。日本A代表としてドイツオープン、全英オープンを転戦して20日に帰国したばかり。まだ時差ボケも解消していない状態だが「高橋選手の球はキレが良くて、上からのショットがすごく良い。ビデオで分析して良い状態で臨めたと思う」とコンディションを戦略でカバーしたことを明かした。
地元の応援が、支えになった。佐藤は、仙台第一中から常磐木学園高校に進学、日体大を経てヨネックス入り。仙台で試合をするのは、高校時代以来だという。会場には、ジュニア時代の監督やコーチ、母校の常磐木学園の生徒が応援に駆け付けた。凱旋試合を勝利で飾り「仙台の方々に、自分の良いプレーを見せられる機会なので、勝てて良かった。みんながヨネックス側から応援してくれていたのが見えたし、今日は何が何でも勝ちたいという気持ちが強くなって、厳しい試合を勝ち切ることができた。また、この会場で試合をしたい」と話して笑顔を見せた。