井上尚弥、迎え撃つ王者陣営は低い下馬評を歓迎 「それこそが最高の彼を引き出す」
プロボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(大橋)が5月25日にWBA世界バンタム級タイトルマッチ12回戦(大田区総合体育館)で、同級王者ジェイミー・マクドネル(英国)に挑戦する。
王者マクドネルのトレーナーが英誌に本音明かす、「本当のクオリティを示せる」
プロボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(大橋)が5月25日にWBA世界バンタム級タイトルマッチ12回戦(大田区総合体育館)で、同級王者ジェイミー・マクドネル(英国)に挑戦する。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
スーパーフライ級では悲願の統一戦を実現できず、強すぎる王者の悲哀を味わった「The Monster」。過去10年無敗の正規王者はなぜ強敵、井上の挑戦を受けたのか――。「勝てば最高の番狂わせ」と語る、マクドネルのトレーナーのデイブ・コールドウェル氏がその理由を明らかにしている。英ボクシング専門誌「ボクシングニュース」が報じている。
3階級王者を目指す井上の挑戦を受けることになったマクドネル。記事では「イノウエに勝つことができれば、イギリスボクシング界の偉人としての立場を確立することになる」とチャレンジャーである井上の偉大さを紹介している。
「これこそがジェイミーがボクシングをしている理由なんだ。こんな大舞台こそが、ね。最高の存在になりたいというのが彼の願い。井上のような質の高いファイターと対戦することで、彼の遺産を確実なものにしようとしているんだ。これはジェイミーにとって夢の戦いだ」
トレーナーを務めるコールドウェル氏は同誌に対し、こう語っている。最強の相手を倒すことで、自分の名声が高まる――。強いと分かっている井上の挑戦を受けた理由はそこにあった。
「トレーナーとしても、最も高いレベルの相手に自分自身を試すことができるという大きなプライドを持つことができるんだ。ジェイミーはワールドクラスの戦士だが、これは全く次元の異なる戦いだ。彼は最大の番狂わせを起こす準備とともにこの試合に向かう。彼が本当にどれだけのクオリティの持ち主か、示すことになるだろう」