フィギュア年齢制限引き上げ案 ロシア名伯楽は反論「あなたの国にスケーターいる?」
重鎮タラソワ氏「私たちの女子選手は何歳だって勝てる」
トリノ五輪金メダリストのエフゲニー・プルシェンコ氏は「私はこの話題に巻き込まれたくない」としつつ、「スポーツ人生はそこ(ジュニア)で終わりじゃない。スポーツでの長寿を求めている」などと同メディアに語った。一方で、数々の名スケーターを育ててきた母国のコーチ、重鎮タチアナ・タラソワ氏は「私たちの女子スケーターが勝利するのを止められるものなどない」と反論し、こう話したという。
「ノルウェーは何か提案するより、選手育成に励んだ方がいいでしょうね」「ノルウェーには一人もスケーターがいない。私たちの女子選手は何歳だろうが勝てる。彼女たちは最高だから」
タラソワ氏は、2019年末のアリーナ・ザギトワの競技休止表明時に「年齢制限を引き上げる必要があります」などと発言。かねてからシニアの年齢制限を17、18歳にすべきだと提言していたが、今回は比較的実績の乏しい他国からの提案がお気に召さなかったのかもしれない。
ロシアではワリエワだけでなく、今季シニアデビューしたダリア・ウサチョワやマイア・フロミフら15歳が早くも国際大会で表彰台に立つなど活躍。北京五輪代表争いは熾烈を極めている。
(THE ANSWER編集部)