33歳尾川堅一が涙の世界王者! 17年に無効試合「4年前の試合で子供たちにベルトを…」
ボクシングのIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦が27日(日本時間28日)、米ニューヨーク、マディソンスクエアガーデンで行われ、同級3位の尾川堅一(帝拳)が同級2位のアジンガ・フジレ(南アフリカ)に3-0判定勝ちで新王者に輝いた。通算成績は26勝(18KO)1敗1分け1無効試合。
NYでスーパーフェザー級王座を獲得
ボクシングのIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦が27日(日本時間28日)、米ニューヨーク、マディソンスクエアガーデンで行われ、同級3位の尾川堅一(帝拳)が同級2位のアジンガ・フジレ(南アフリカ)に3-0判定勝ちで新王者に輝いた。通算成績は26勝(18KO)1敗1分け1無効試合。
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尾川は5回に綺麗な右ストレートをヒットさせ、ダウンを奪うなど終始優位に展開。最終12回でもダメ押しのダウンを2度奪った。判定勝ちがコールされると、右拳を突き上げ、感極まった表情を見せた。
2017年12月にIBF世界同級王座決定戦でデビン・ファーマー(米国)に判定勝ち。しかし、禁止薬物に陽性反応があったとされ、試合は無効に。1年間の資格停止処分を受けた。4年前の“幻の世界王座獲得”から再び這い上がって来た33歳が、悲願の世界タイトルを獲得した。
インタビューでは「4年前の試合で子供たちにベルトを……(持ち帰れなかった)。すみません」と涙を浮かべ、声を詰まらせた。「とにかくプレッシャーをかけて相手を下がらせるというイメージ通りにいけた。手数が少なかったのは反省点だけど」と試合を振り返った。
12回については「トレーナーから倒せと言われていたので狙っていました」と尾川。今後に向け「言われた試合をこなして、米国や全世界で試合をして、日本人が強い、尾川堅一が強いとアピールしたい」と意気込み、最後はカメラに向かって「やったよ!」と自身の子供にアピールした。
(THE ANSWER編集部)