「世界の壁を感じたことない」 ボクシングミドル級の森脇唯人が求める格闘技の本質
全日本4連覇へ「全員をぶっ飛ばす」
コロナ禍の五輪は、試合後2日で選手村を出なければならない。勝ち上がった選手たちの試合は自宅のテレビで見た。「めちゃくちゃ悔しくなった。俺、昨日まで戦ってたのになって。休んでいられない」と今大会まで休養期間なしで調整。世界選手権では、ウェルター級の岡澤セオン、バンタム級の坪井智也の日本人初金メダルを間近で見た。「めちゃくちゃ悔しいけど、凄く刺激を受けました」と気持ちは高ぶっている。
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「大きな目標はパリに出てメダル獲得。その前にアジア大会もある。目の前の試合に重きをおいて頑張りたい。残り2試合、全員をぶっ飛ばしてぶっちぎりで優勝したい。守りすぎず、攻めるボクシング。格闘技なので、もっと相手をぶっ飛ばすことを考えてやりたい」
世界選手権銀、ロンドン五輪金の村田諒太以来のミドル級プロスペクト。未だ世界で結果を残せていないが、まずは格闘技の本質を突き詰めながら全日本4連覇を目指す。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)