スケートカナダ衣装、米デザイナーは樋口に最高9.80点

　10月に行われたフィギュアスケートのグランプリ（GP）シリーズ第2戦・スケートカナダは、女子シングルで三原舞依（シスメックス）が自己ベストの計210.01点で日本勢最高の4位に。樋口新葉（明大）もフリーで自己ベストの135.86点を記録するなど6位に入った。米デザイナーが自身のブログで各選手の衣装を採点。三原と樋口の衣装に高得点を与え「可愛らしい妖精のように見える」「特に気に入った一着」などと称賛している。

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　米国のデザイナー、ニック・ベレオス氏は自身のブログを更新。スケートカナダでの各選手の衣装を採点しているが、最も高い得点「9.80」をつけたのが、樋口のフリーでの衣装だった。

　煌びやかな装飾がつけられたオレンジ基調の一着。ティアラ風の飾りを髪につけ、見事に3回転アクセルも決めて見せた。ベレオス氏は「これは、2021年スケート・カナダの女子選手の衣装の中で特に気に入った一着です。この衣装の全てが好みです」と絶賛した。

　樋口はフリーで曲目「ライオンキング」を演じたが、ベレオス氏は「“The Lion King”への明確なオマージュであり、ワカバ自身がLION QUEENなのです！　オレンジ、金、黄色、赤の色合いもとても好きです…。羽とスパンコールの装飾も実に素晴らしく、仕上げに見事な王冠。ブラボー、ワカバ」とつづっていた。

　また三原については、ショートプログラム（SP）の衣装を「9.50」と採点。「ライラック色の軽やかなコスチュームです」「散りばめられたシルバーのクリスタルは、富を失ってしまった人が持っていたものではないかと感じさせます」などと紹介したうえで「かわいらしい色とスカラップの裾は、21世紀の『レ・ミゼラブル』のヒロインに相応しい、レッドカーペットをモダンなものにしています」とこちらも称賛していた。

　ベレオス氏は樋口のSP衣装に8.99点、三原のフリー衣装に9.00点も与え、それぞれ「デリケートな印象ながらも、楽しさとアイシクル・プリンセスの雰囲気を演出するに十分な輝きを放つ、可愛らしい衣装です」「可愛らしい妖精のように見えるこの衣装はとても合っています。マイの甘美で可愛らしい衣装です」などと褒め称えていた。