“剥奪王者”ネリを米メディア断罪 山中倒すも「体重作らず大騒ぎありえない」
引退する山中には「人生をささげたスポーツにおいての名誉だった」と敬意を表した
ネリには両国国技館のファンから罵声が浴びせられたが、記事ではそれも当然としている。
まず日本のスポーツファンが基本的には、素晴らしく、フェアだということを紹介した上で、「しかしネリがリングにあがると、ブーイングが鳴り響いた。対戦相手がキャリアを通じて気品を保ち続けていたのにもかかわらず、ネリはとんでもなく無礼だったという一般認識が存在するからだ」と伝えた。ネリは日本のファンの間にとっても、許せない存在だった。
「ネリは“任務完了”と、ウキウキと帰国することになるだろうが、2度の疑惑の勝利で偉大なファイターのキャリアを汚した。彼は倫理面の信頼の多くを失った」
ネリのボクサーとしての信頼は2度の“スキャンダル”で地に堕ちたと断罪。一方で山中に対しては、「シンスケ、我々はあなたにお別れを告げる。あなたは人生を捧げたスポーツにおいての名誉だった」と称賛。この試合を最後にリングを去る決断を下した“神の左”への敬意をもって見送っていた。
(THE ANSWER編集部)