渋野日向子、まくって1年11か月ぶりVチャンス「狙うとコケる。18番で1打差だったら…」
女子ゴルフの国内ツアー・スタンレーレディス第2R(ラウンド)が9日、静岡・東名CC(パー72、6592ヤード)で行われた。28位スタートの渋野日向子(サントリー)は、6バーディー、1ボギーの67で通算6アンダー。ホールアウト時点で暫定4位に浮上した。
国内ツアー・スタンレーレディス第2R、通算6アンダーの暫定4位でホールアウト
女子ゴルフの国内ツアー・スタンレーレディス第2R(ラウンド)が9日、静岡・東名CC(パー72、6592ヤード)で行われた。28位スタートの渋野日向子(サントリー)は、6バーディー、1ボギーの67で通算6アンダー。ホールアウト時点で暫定4位に浮上した。
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ラウンド後の渋野は満足げだった。「全体的に安定したゴルフでした。(ボギーにした)14番の3パットのボギーはもったいなかったですけど」。今年に入り、トップの位置を低くしたスイング改造に取り組み、結果が出ない日々が続いた。しかし、直近3試合ではトップ10入りし、この日も「よく振れて飛んでいたと思う」と好調を自認できるようになった。
第1打をバンカーに入れた6番パー3をパーでしのぎ、6つのバーディーチャンスをものするなど、パットのリズムもいい。第1R、シャンクを打った13番パー4では第1打が前日とほぼ同じ位置に止まり、「はい。同じところ~。(第2打は)シャンク~」とマイナスイメージになったというが、前日とは1番手上げた8番アイアンを振ってナイスオン。ホッと胸をなでおろしていた。
そのプレー内容からも、2019年11月の大王製紙エリエールレディス以来約1年11か月ぶりの優勝も狙える状況。本人も「チャンスのある位置だと思います」と言った。その一方で「だからと言って狙うとコケるので、できれば(意識を)したくない。欲が勝ってしまうと、やりたいことができなくなりますし、目の前の一打に集中して、悔いの残らないようにしたいです」と慎重さは崩さない。
それでも、「18番で1打差だったら狙います。17番も短いホールなので、チャンスはある。残り4、5ホールで2、3打だったら考えます」とイメージし、「そういう状況に久しぶりになった自分はどうなのかを体験したいです」とも言った。無観客の会場で渋野が「完全復活」を懸ける。
(THE ANSWER編集部)