平野歩夢、ショーン・ホワイトとの伝説の接戦は「スノボ最高の瞬間」 米再脚光
ホワイトが最終滑走で平野を逆転、五輪史に残る名勝負で競技の価値が一層高まった
だが、ホワイトが三本目の最終滑走で意地を見せる。この日の朝まで連続で成功させることができなかった2連続4回転を、自身初めて成功させた。土壇場での強さを見せつけ、97.75点を叩き出し、2大会ぶりの金メダルをつかみ取った。
平野とホワイト。両雄がお互いにプレッシャーを掛け合った結果、「ダブルコーク1440」という神業が連続で乱れ飛ぶ、伝説の決戦となった。
「最終的にはショーン・ホワイトが決定的な3回目の最終滑走で金メダルをつかんだが、3人のライダーはいずれもメダルを手にした。スノーボードは今大会の真実の勝者となった」
平昌の空にダイナミックな弧を描いた名手たち。冬季五輪の花形種目のスノーボードは平野らの記憶に残るバトルで、その競技の価値を一層高めたと評価されている。
(THE ANSWER編集部)