渋野日向子、昨日とは「別人」で「66」 難関17番も好ショット「今夜は焼き肉」
女子ゴルフの国内メジャー・日本女子オープン第3ラウンド(R)が3日、栃木・烏山城CC(6550ヤード、パー71)で行われた。33位スタートの渋野日向子(サントリー)は5バーディー、ボギーなしの66で通算4アンダー。前日とは打って変わって安定したゴルフで、上位争いに加わった。
5バーディー、ボギーなしでチャージ
女子ゴルフの国内メジャー・日本女子オープン第3ラウンド(R)が3日、栃木・烏山城CC(6550ヤード、パー71)で行われた。33位スタートの渋野日向子(サントリー)は5バーディー、ボギーなしの66で通算4アンダー。前日とは打って変わって安定したゴルフで、上位争いに加わった。
難関の最終18番パー4。渋野はフェアウェー中央からの第2打をピン左1メートルにつけ、バーディーパットを落ち着いて沈めた。「ナイス!」「いいぞ!」。わき上がる歓声に会釈で応え、少しの笑みを浮かべた。
4つスコアを落とした前日のゴルフとは一変。ショットをピンに絡め、チャンスを確実にものにした。右に池、左にOBゾーンが広がる難関17番パー4でも第1打をフェアウェーに置くことに成功。本人も「18ホール、悔いのないプレーができました」と喜びを口にした。
「昨日とは全く別人のゴルフができました。昨日の悪さがあったからこそ、気づけたことがあります。昨日のラウンド後は、スイングよりアドレスの向きを考える練習をしましたし、スタート前のパット練習でも向きを意識しました。でも、17番でフェアウェーに打てたことが一番うれしいです。キャディーさんと『17番と18番でフェアウェーに打てたら、今夜は焼き肉にしよう』と言っていたくらいなので」
ホールアウト時点では暫定7位に浮上し、首位とは5打差だった。「優勝を意識するか」と問われると、「まあ、(可能性は)なくはないですが、このコースは難しすぎるので、そんなに優勝を考えなくてもいいのかなと思います。とにかく冷静に耐えてやっていけば、今より上の位置で終えると思います」。1日置きに調子が変わる渋野だが、「大好きな」ギャラリーの声援を味方に、さらなるチャージを狙う。
(THE ANSWER編集部)