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大谷翔平、MVP争うゲレーロJr.の地元カナダ紙は“白旗”「Jr.に奇跡的な復調ないと…」

米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、本拠地マリナーズ戦に「2番・投手」で先発出場。今季10勝目はならなかったものの、7回5安打1失点、10奪三振の力投を見せた。三冠王を目指すブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.内野手とともにア・リーグMVP候補に挙がっているが、ブルージェイズの地元トロントのメディアは「ゲレーロJr.に奇跡的な復調がなければ……ア・リーグMVPの明確な本命はショウヘイ・オオタニ」と白旗を挙げている。

エンゼルスの大谷翔平【写真:AP】
エンゼルスの大谷翔平【写真:AP】

三冠王目指すゲレーロは「挽回に為すべきこと多すぎる」

 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、本拠地マリナーズ戦に「2番・投手」で先発出場。今季10勝目はならなかったものの、7回5安打1失点、10奪三振の力投を見せた。三冠王を目指すブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.内野手とともにア・リーグMVP候補に挙がっているが、ブルージェイズの地元トロントのメディアは「ゲレーロJr.に奇跡的な復調がなければ……ア・リーグMVPの明確な本命はショウヘイ・オオタニ」と白旗を挙げている。

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 投手としては今季9勝2敗、防御率3.18に156奪三振。打者としては打率.258、45本塁打、98打点、24盗塁。二刀流で大活躍の大谷はMVP候補筆頭とも言われているが、ライバルに挙がるのがゲレーロJr.。MLB最多タイの46本塁打を放ち、打率.315、105打点もリーグ上位という驚異的な22歳だ。

 ただ、カナダ地元紙「トロント・スター」は「ゲレーロ対オオタニ。ロビー・レイ対ゲリット・コール。ア・リーグのワイルドカード争いだけが最終週のストーリーではない」との見出しで記事を掲載。MVP争いについては大谷が有利だと展開している。

 同紙はまず地元のスター、ゲレーロJr.の三冠王争いの行方に注目。本塁打は大谷と1本差、ロイヤルズのサルバドール・ペレス捕手と並んでトップ。打率はアストロズのグリエルに次ぐ2位タイで、打点は首位ペレスと10点差であることが伝えられている。

 記事では「問題はゲレーロJr.がロイヤルズの捕手に10打点差をつけられていること。残された時間が少ない中、挽回に為すべきことが多すぎる」と三冠王へのハードルを指摘。その上で、「ゲレーロJr.は三冠王には届かない公算となるが、最後の6連戦で絶好調ならレースに復帰できる可能性もある」と分析している。

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