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有観客Tリーグ、開幕白星の岡山・森薗政崇が応援に感謝「コートは一人で孤独だが…」

卓球のTリーグ男子は11日、東京・大田区総合体育館で行われ、昨年3位の岡山リベッツが同4位のT.T彩たまを3-2で下し、開幕初戦を制した。

第1試合ダブルスに2-1で勝利した森薗政崇(左)、町飛鳥ペア【写真:荒川祐史】
第1試合ダブルスに2-1で勝利した森薗政崇(左)、町飛鳥ペア【写真:荒川祐史】

卓球Tリーグ男子

 卓球のTリーグ男子は11日、東京・大田区総合体育館で行われ、昨年3位の岡山リベッツが同4位のT.T彩たまを3-2で下し、開幕初戦を制した。


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 第1試合ダブルスでは、岡山の森薗政崇、町飛鳥ペアが上田仁、曽根翔ペアに2-1で勝利。第2試合シングルスは、龍崎東寅が東京五輪男子団体銅メダルの丹羽孝希に1-3で敗れたが、第3試合シングルスでエース・森薗が実力を発揮した。英田理志を前後左右に揺さぶり、第1ゲーム(G)を11-8。第2Gもリターンで粘る相手に強烈なスマッシュを叩き込み、雄叫びを上げた。

 11-7で王手をかけると、第3Gも11-7でストレート勝ちを決めた。第4試合シングルスでは、吉村和弘が松平健太と対戦。琉球アスティーダで昨季ファイナル優勝に貢献し、今季からチームに復帰した25歳は、10-10と接戦から第1Gをものにした。しかし、第2Gは10-10から失点でゲームカウント1-1。第3、4Gも落とし、2勝2敗で決着は最終の第5試合シングルスに委ねられた。

 一人2試合までしか出られないルール。最後は再びコートに立った吉村が上田と対戦した。激しい攻防の末、11-6で競り勝ってガッツポーズ。チームは開幕初戦を制し、コロナ禍で人数制限が敷かれながらも、504人が集まった観衆から拍手が注がれた。

 勝利者インタビューに登場した森薗は「試合の前から誰と誰の相性がいい、悪いを話し合ってきた。前シーズンは僕が最初に調子を上げられずにチームが崩れた。準備してきて勝つことができてよかったです」と笑顔。「本当にどのチームも力が拮抗している。みんな常に全力を尽くしているし、簡単な試合はない。全試合熱くなると思います」と語り、ファンにこう投げかけた。

「試合をやっている時、コートは一人で孤独です。不安で弱気になる時がありますが、今日はたくさんの方がリベッツのタオルを持って応援してくれた。これからも背中を押してもらえたらと思います」

 白神宏佑監督は「ここまでチームでたくさん話し合ってきた。今年はチーム力を上げて全員で優勝目指して頑張っていきたい」と初優勝を誓った。次戦は18日に木下マイスター東京と大分・杵築市文化体育館で対戦する。

(THE ANSWER編集部)




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