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補欠で見た東京五輪メダルラッシュ 21歳早田ひなの成長「裏方のありがたみを知った」

卓球のTリーグ女子は10日、東京・大田区総合体育館で4季目が開幕した。4連覇を目指す日本生命レッドエルフは、リーグ新規参戦の九州アスティーダに3-1で開幕白星。東京五輪代表補欠で昨季リーグMVPの早田ひなが、第2試合のシングルスでインターハイ3冠の17歳から勝利を収めるなど、24年パリ五輪代表を狙う選手たちが躍動した。

開幕白星に貢献した日本生命レッドエルフの早田ひな【写真:中戸川知世】
開幕白星に貢献した日本生命レッドエルフの早田ひな【写真:中戸川知世】

卓球Tリーグ女子が開幕

 卓球のTリーグ女子は10日、東京・大田区総合体育館で4季目が開幕した。4連覇を目指す日本生命レッドエルフは、リーグ新規参戦の九州アスティーダに3-1で開幕白星。東京五輪代表補欠で昨季リーグMVPの早田ひなが、第2試合のシングルスでインターハイ3冠の17歳から勝利を収めるなど、24年パリ五輪代表を狙う選手たちが躍動した。

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 早田は大坂・四天王寺高2年の横井咲桜と対戦。8月にインターハイ3冠に輝いた17歳から第1ゲーム(G)を11-9で先取すると、第2Gは開始から5連続失点を喫するなど、6-11でゲームカウント1-1とした。第3Gは持ち前の強打で攻め立て11-4と圧倒。リターンで粘る相手に何度もスマッシュを叩き込んだ。

 第4Gも優勢だったが、10-6から失点したところでタイムアウト。Tリーグデビュー戦の17歳に1点差に迫られたが、最後は11-9で11月の世界選手権シングルス代表の貫録を示し、ガッツポーズをつくった。リーグ女王として追われる立場でも力を見せつけた。

「向かってくる選手が多い中でプレッシャーもあったけど、エースとしてコートに立たせてもらっている。期待に応えるのがエース。私も横井選手と対戦したことがなくて、どの選手も難しい試合だったと思う。それぞれできることを精一杯やって勝ち切ることができたと思います。

(エースの自分に対し)相手は『負けて当たり前』という中でいろんなことをやってくる。今日はエースとして試合に出て、絶対に負けられない緊張感でいかに点を獲れるか。相手が思い切って来るところでいかにコースに打ち分けるか。そこは昨年の反省を生かせたと思います」

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