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「卓球が注目されてる自覚ある」 開幕黒星も琉球・宇田幸矢が誓い「面白さを届ける」

卓球のTリーグ男子が9日、東京・大田区総合体育館で4季目が開幕した。連覇を狙う琉球アスティーダは木下マイスター東京に2-3で黒星発進となった。

東京五輪は補欠代表だった琉球アスティーダの宇田幸矢【写真:荒川祐史】
東京五輪は補欠代表だった琉球アスティーダの宇田幸矢【写真:荒川祐史】

卓球Tリーグが開幕

 卓球のTリーグ男子が9日、東京・大田区総合体育館で4季目が開幕した。連覇を狙う琉球アスティーダは木下マイスター東京に2-3で黒星発進となった。

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 琉球は第1試合のダブルスで幸先よく勝利を収めたが、第2試合のシングルスで村松雄斗が全日本王者の及川瑞基に0-3で敗れた。第3試合は昨年全日本王者の宇田幸矢が勝利。しかし、あと1勝ができず、1ゲーム勝負の第5試合に宇田が大島祐哉に13-15で敗れた。

 張一博監督は「開幕戦は4年連続で負けている。ここぞで勝てない場面が何回かあった。悔しいけど相手がよかった。紙一重だった。反省して次勝てるように頑張りたい」とコメント。宇田はこう振り返った。

「久しぶりのTリーグで独特な雰囲気。ファンの前でプレーするのは、最初は少し慣れない部分があった。後半は慣れてきていい流れを掴んだけど、相手がサーブを変えてそれに対応できなかった。それが大きな敗因かなと思います。(昨季の)開幕戦はストレートで負けたけど、今回は手応えは凄く感じています。負けたけど、最後までどちらか勝つかわからない、どの試合もいい試合だった」

 昨季は開幕戦を落としながら、徐々に巻き返してファイナル優勝。8月末に新型コロナウイルスに感染した昨季MVPの吉村真晴は3日前に練習を再開した。今回は出場を見送ったが、指揮官は「次戦の前には1回合宿をしたい」と決起を促す構え。東京五輪は補欠代表だった20歳の宇田も、卓球界の盛り上がりを力に変えて浮上を狙う。

「東京で行われた五輪で素晴らしい結果を先輩方が残してくれた。卓球が注目されている自覚がある。その中で自分のプレーを最後まで貫いて、面白さを届ける。自分の卓球は攻めの姿勢が多いので、自分の良さを最大限にプレーで出すことができたら面白さが伝わるのかなと。今日もそういうプレーがあった試合なのかなと思います。ここから年間優勝できるように目指していきたい」

 次戦は23日。再び木下マイスター東京とアリーナ立川立飛で戦う。

(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)


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