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ザギトワ、世界新82.92点で首位発進! 異次元の頂上決戦、メドベの記録を20分後に更新

平昌五輪は21日、フィギュアスケート女子シングルのショートプログラム(SP)が行われ、15歳アリーナ・ザギトワ(OAR)が82.92点をマーク。3人前に世界選手権2連覇中の女王エフゲニア・メドベージェワ(OAR)がマークした世界記録81.61点を更新し、首位に立った。2位はメドベージェワとなった。

アリーナ・ザギトワ、エフゲニア・メドベージェワ【写真:Getty Images】
アリーナ・ザギトワ、エフゲニア・メドベージェワ【写真:Getty Images】

女子シングルSP、メドベージェワは自身の世界記録更新も2位

 平昌五輪は21日、フィギュアスケート女子シングルのショートプログラム(SP)が行われ、15歳アリーナ・ザギトワ(OAR)が82.92点をマーク。3人前に世界選手権2連覇中の女王エフゲニア・メドベージェワ(OAR)がマークした世界記録81.61点を更新し、首位に立った。2位はメドベージェワとなった。

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 美しき女王が、また魅せた。最終組1番手で登場したメドベージェワ。冒頭は華麗なステップ、スピンを織り交ぜ、表現力豊かに演じると、後半に固めたジャンプは3回転フリップ―3回転トーループ、3回転ループ、2回転アクセルとすべて成功させた。完璧な演技で滑り切り、会場から喝采が降り注いだ。表示された得点は「81.61」。自身が持つ世界最高得点を記録し、笑みがこぼれた。

 今季は11月に右足甲の骨にヒビが入る故障で2か月離脱したが、復帰2戦目となった五輪の団体戦SPで自身の記録を更新する世界歴代最高得点81.06点をマークし、個人戦に挑んでいた。11日間で2度も世界記録を更新してみせた。

 28番手で登場したザギトワは、女王を超えた。メドベージェワと同様に前半は表現力で会場を惹きつけ、後半に固めた3回転ルッツ―3回転ループ、3回転フリップ、2回転アクセルと完璧な演技を見せた。滑り終えると会心の笑みがこぼれ、ガッツポーズを炸裂させた。得点はメドベージェワが20分前に出した「81.61」を上回る「82.92」。15歳の天才少女が、衝撃を与えた。

 ザギトワは今季シニアデビューした15歳。GPシリーズ、ファイナル、ロシア選手権を無敗で制し、1月の欧州選手権では復帰初戦だったメドベージェワを破り、世界女王に2年ぶりに土をつけていた。今大会も団体戦フリーで世界歴代2位の高得点を叩き出していた。金メダル争いはメドベージェワ、ザギトワの一騎打ちとみられているが、SPから異次元の争いを見せた。

 フリーは23日。美しき争いはフィナーレを迎える。

(THE ANSWER編集部)


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