韓国女子パシュートで起きた“内紛”「一度も一緒に練習しない」…その内幕とは
「ただの一度も一緒に練習しなかった」 チームワークは平昌以前から崩壊していた
「チームメンバーを置いていったようなレースを繰り広げる理由が、個人の記録が重要だというように聞こえた。団体パシュートは全員の走者が全てゴールした時が記録でチームの成績と集計される種目だ」
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こうもチームワークを欠いてしまった原因は何なのか。同紙は、遅れてゴールしたノ・ソンヨンが1月に「スポーツ朝鮮」のインタビューに応じた際のコメントも紹介している。
「昨年12月10日のW杯第4戦以降、平昌オリンピックに出場するまで団体パシュートの男女代表チームはただの一度も一緒に練習をしなかった」「ひどい差別の中で練習にきちんと集中できる状況ではなかった」と話している。
同紙は「チョン・ミョンギュ、スケート連盟副会長の指導でキム・ボラム選手を含む特定の選手だけが泰陵選手村と違う韓国体育大学で別に練習してきたことだということだ」と驚きをもって伝えている。
最後に当時の「スポーツ朝鮮」の記事を引用する形で、パシュート代表チームの“内部”になにが起きていたのかを紹介している。
「この過程で代表チームの選手達が分裂した。ノ・ソンヨンは『村の外で練習する選手達は、泰陵選手村で寝食だけした。正直、寝食だけで解決できるわけではない。スケート連盟はメダルを獲る選手たちを先に決めている感じがした。ひどい差別の中で練習にきちんと集中できない状況だった』と主張した。そして『昨年も、一昨年も続けてこうだった。それでもみんながもみ消している』と説明した」
以前から“内紛状態”だった韓国のパシュート代表チーム。最も大きな国際大会の舞台で表面化してしまった。
(THE ANSWER編集部)