大谷翔平は「革命的アスリート」 ジョーダンすら違うとカナダ紙指摘「カリームか?」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は、打者として今季MLB最多の40本塁打をマーク。投手としても8勝1敗、防御率2.79を記録している。カナダメディアは常識を覆す活躍を続ける大谷の功績に注目。「革命を起こしたアスリート」として、他競技のレジェンドと比較している。
読者とのQ&A企画で大谷の話題に
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は、打者として今季MLB最多の40本塁打をマーク。投手としても8勝1敗、防御率2.79を記録している。カナダメディアは常識を覆す活躍を続ける大谷の功績に注目。「革命を起こしたアスリート」として、他競技のレジェンドと比較している。
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カナダ紙「トロント・スター」は「サマーリーグのおさらいと、ショウヘイ・オオタニの歴史的シーズンとラプターズの展望」という見出しの記事で読者とのQ&A企画を展開。ある読者は、大谷について「個人的にはトム・ブレイディがQBをしながら、守備ではサック数でリーグトップになりながら、フィールドゴール数もトップ5に入るようなもの!」と称賛した上で、こんな質問を寄せていた。
「それぞれの競技で、本当の意味で革命を起こしたアスリートについて考えさせられる。フォスベリー、グレツキーはそうだが、バスケの世界で同じことを成し遂げた選手がいただろうか? レブロン、コービー、マイケルは優秀だが、誰も革命的だったとは言えない。もしかすると、ウィルト(チェンバレン)? 焦点を変えたカリーは議論に値すると思う」
メキシコシティ五輪で男子高跳びの金メダルを獲得したディック・フォスベリーは、背面飛びを世界大会で実施した改革者。ウェイン・グレツキーはアイスホッケーの神様と呼ばれたカナダの英雄だ。一方、マイケル・ジョーダン、コービー・ブライアント、レブロン・ジェームズは誰もが認めるスーパースターだが、大谷のような常識を覆した「改革者」には当てはまらないという意見だった。
同紙のダグ・スミス記者は「これは興味深い意見だ。なぜなら、君は正しいと思う。ジェームス、ブライアント、ジョーダンはバスケを前進させたが、革命を起こしてはいない」とこの意見に同意。「カリーのシュートレンジは革命に近い。アイバーソン、マラビッチの全盛期、もしかするとカリームだろうか。ほとんどが重要なものを新たに加えるというよりも、それまでの流れに沿って前進させるものだ」と分析している。
シュートレンジを飛躍的に広げたカリーの3ポイント能力、小柄ながら圧倒的な得点力で魅了したアレン・アイバーソン、華麗なゲームメーク能力で知られるピート・マラビッチ、スカイフックと呼ばれるシュートで有名なカリーム・アブドゥル・ジャバーという壮々たるレジェンドが、大谷に近い革命者かもしれないとスミス記者は主張していた。
(THE ANSWER編集部)