「漫画のような2連覇物語」― 羽生結弦の快挙を韓国メディアはどう伝えたのか
平昌五輪は17日、フィギュアスケート男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位の羽生結弦(ANA)は206.17点をマークし、合計317.85点を獲得。66年ぶりの五輪連覇を達成したが、開催国の韓国メディアも偉業を「大地震も故障も克服した」「再び降るプーさん」「感動の抱擁」と続々と特集を展開している。
今大会注目のフィギュアで達成された偉業…地元メディアも特集を続々展開
平昌五輪は17日、フィギュアスケート男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位の羽生結弦(ANA)は206.17点をマークし、合計317.85点を獲得。66年ぶりの五輪連覇を達成したが、開催国の韓国メディアも偉業を「大地震も故障も克服した」「再び降るプーさん」「感動の抱擁」と続々と特集を展開している。
「大地震も足首の故障も克服した。羽生の漫画のような五輪2連覇物語」と特集したのは、韓国日刊スポーツだった。「オリンピックの3か月前に足首に負傷を負った。しばらくの間、スケートすら履くことができなかった。五輪出場も危ぶまれた」と記した。
昨年11月のNHK杯前日練習で右足首を故障するというアクシデントを紹介した上で、特集では「男子シングルで優勝を勝ち取った。3か月前に足首の負傷を負った、まさにこの選手だ」と復活劇を評している。
宮城・仙台出身の羽生は2011年に東日本大震災を被災。スケートに被災地への思いを込めたキャリアについて、記事では「羽生のフィギュア人生は彼の話の通り、現実と大きくかけ離れたところが漫画のようだ」と紹介している。
一方、地元紙「スポーツ京郷」は「羽生の2連覇の笑顔… 再び降るくまのプーさんの人形」と特集。前日のSPと同様、江陵アイスアリーナの客席からファンは黄色いクマのぬいぐるみが次々と舞った。2日連続でプーさんの雨が降り注いだことを伝えている。