羽生結弦は「キング」 男子シングル、韓国メディアの予想は「三つ巴の争い」
平昌五輪は16日からフィギュアスケートの男子シングルがショートプログラム(SP)で幕を開けるが、開催国の韓国メディアはソチ五輪王者・羽生結弦(ANA)を「キング・ハニュウ」と注目する一方で、ネイサン・チェン(米国)、パトリック・チャン(カナダ)の「三つ巴争い」と金メダル争いになる予想している。
開催国も注目する頂上決戦、地元紙が展望「三つ巴の争いが熱い」
平昌五輪は16日からフィギュアスケートの男子シングルがショートプログラム(SP)で幕を開けるが、開催国の韓国メディアはソチ五輪王者・羽生結弦(ANA)を「キング・ハニュウ」と注目する一方で、ネイサン・チェン(米国)、パトリック・チャン(カナダ)の「三つ巴争い」と金メダル争いになる予想している。
「フィギュア男子シングル、羽生、チャン、チェンの三つ巴」と特集したのは、地元紙「ソウル新聞」だった。羽生は昨年11月のNHK杯公式練習で4回転ルッツの着氷時に転倒。リハビリのため、NHK杯とグランプリ(GP)ファイナル、全日本選手権を欠場。平昌五輪でも団体戦の参戦を取りやめ、練習拠点のトロントでギリギリまで調整を続けた。
11日にガードマンが厳戒態勢を敷く国賓待遇で現地入りを果たしている絶対王者は韓国でも話題を呼んでいる。13日には会場となる江陵アイスアリーナで公式会見に行われたが、記事では「キング・ハニュウ」と呼び、フィーバーぶりを報じている。
「報道陣100人以上を集めた記者会見場は足の踏み場もなかった。質疑応答は20分程度。チーム関係者が質問を途中を終わらせるほどの壮絶な人気。まるでメダル獲得会見を彷彿させた」
大会前から金メダルクラスの盛況ぶりを見せたとレポートしている一方で、金メダル争いは混沌としていると分析している。