平野歩夢、王者ホワイトが重ねた“天才の境遇”「彼はホワイト2世になるだろうと…」
平昌五輪は13日、スノーボード男子ハーフパイプ予選でソチ五輪銀メダリスト・平野歩夢(木下グループ)が3位で決勝進出を決めた。一方、金メダルを争う五輪金メダル2度のカリスマ、ショーン・ホワイト(米国)は2本目に98.50点という圧巻のスコアを叩き出し、首位で決勝に駒を進めたが、「ホワイト2世」と呼ばれてきた平野と“天才の境遇”を重ね合わせて語っている。米地元紙「ニューヨーク・タイムズ」が報じている。
決勝で金メダル争い、“カリスマ”が語った平野「アユムは13歳の時から見ているんだ」
平昌五輪は13日、スノーボード男子ハーフパイプ予選でソチ五輪銀メダリスト・平野歩夢(木下グループ)が3位で決勝進出を決めた。一方、金メダルを争う五輪金メダル2度のカリスマ、ショーン・ホワイト(米国)は2本目に98.50点という圧巻のスコアを叩き出し、首位で決勝に駒を進めたが、「ホワイト2世」と呼ばれてきた平野と“天才の境遇”を重ね合わせて語っている。米地元紙「ニューヨーク・タイムズ」が報じている。
絶対王者がギアを入れ直した。1本目に93.25点でトップに立ったホワイト。2本目に平野とスコッティ・ジェイムス(オーストラリア)に抜かれ、3位に。すでに決勝進出は確定的だったが、2本目で威厳を示した。
記事では「ホワイトはすでに水曜日の決勝進出に安泰だったが、彼は2本目で安全策に出なかった。ほぼ完璧な98.50点を叩き出した。6人のジャッジは3人が99点で、3人が98点。このランにはフロントサイド1080ダブルコークとダブルマックツイスト1260、フロントサイドダブルコーク1260が含まれていた」と圧巻の内容を伝えている。
06年トリノ五輪、10年バンクーバー五輪で金メダルを獲得し、年収10億円ともいわれるスノーボード界の31歳のカリスマ。前回ソチ五輪は転倒で表彰台を逃し、雪辱にかける思いは強いが、一方で平野を筆頭にした若手も台頭している。記事ではひと回り違う19歳のライバルに対し、語っている。