日本戦よりガラガラ… 注目のアイスホッケー「コリア」戦が空席だらけだった理由
平昌五輪のアイスホッケー女子1次リーグで韓国と北朝鮮の合同チーム「コリア」は世界ランク6位のスイスに0-8で敗れた。韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領や北朝鮮の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長も視察した南北融和の象徴的なチームの初戦だが、スタンドはなぜか空席が目立った。
6000人収容の会場では約4割が空席、ダフ屋によるチケット高騰が理由
平昌五輪のアイスホッケー女子1次リーグで韓国と北朝鮮の合同チーム「コリア」は世界ランク6位のスイスに0-8で敗れた。韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領や北朝鮮の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長も視察した南北融和の象徴的なチームの初戦だが、スタンドはなぜか空席が目立った。
日本代表「スマイル・ジャパン」の初戦となるスウェーデン戦よりも観衆が少ない状況となったが、韓国地元紙「スポーツソウル」ではダフ屋の存在が寂しい客席の理由と分析している。
会場の関東ホッケーセンターは空席が目立った。6000人収容のアリーナで観衆は3601人だった。日本が0-1で惜敗したスウェーデン戦の観衆3762人を下回る事態に陥ったという。
前売り券は完売のはずだったが、ホスト国としては悲しい状況。記事では「歴史的な瞬間を共有しようとした人々の情熱はブロックされた」と報じている。
寂しいアリーナの理由はダフ屋の存在だという。定価は2万ウォン(約2000円)から6万ウォン(約6000円)だったが、記事では、インターネット上では10万ウォン(約1万円)まで高騰したという。
同紙は「昨年7月に定価以上に高い値段でチケットを売れば、500万ウォン(約50万円)以下の罰金を命じる平昌五輪特別法を制定したが、効果が出ていない」と現状を分析している。フィギュアスケートなど花形競技でも空席が目立つ平昌五輪。入場者の面ではここまで苦戦を強いられているようだ。
(THE ANSWER編集部)