葛西紀明、ライバルすら心酔する「史上最高」の価値 49歳五輪も「不可能じゃない」
米ライバル「近くにいるだけで最高の気分」「スキー界の偉大なアンバサダー」
レジェンドの大ジャンプこそが観衆の楽しみだったと特集では言及している。今回はノーマルヒルの出場50選手のうち、葛西の五輪初参戦後に生まれた選手が24人、ほぼ半数のライバルと親と子ほど年齢が離れていると紹介しているが、葛西はジャンプの世界で誰からも尊敬を集めているという。
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ノーマルヒルで39位だったケーシー・ラーソン(米国)は「ノリアキは史上最高の選手なんだよ。あの人は男だ。彼は近くにいるだけで最高の気分になるんだ。本当にポジティブな人でね。日本とスキージャンプ全体にとって偉大なアンバサダーなんだよ」と心酔している様子だったとレポートしている。
同40位だった名手、ヤンネ・アホネン(フィンランド)は5歳年上の葛西の健在ぶりに刺激を受け、「(自分は)まだまだ40歳」と語ったと紹介。そして、葛西の49歳で迎える22年北京五輪で9度目の出場については「すべてが可能」と、さらに記録を更新する金字塔に太鼓判を押したという。
ノーマルヒルで21位に終わった葛西は表彰台に立つことはできなかったが、数々の偉業を達成したことも紹介している。