「落ちぶれた」と泣いた賞金女王・鈴木愛の復活V 「結果、結果、結果と求めすぎた」
貫いた“練習の虫”のポリシー「黙っていてうまくなるわけないじゃないですか?」
「結果、結果、結果と求めすぎた。シンプルにならないと思い通りにならない。(コロナ禍の無観客試合では)ギャラリーの方がいないことが一番大きい。『ナイスショット!』と言ってもらえると、ガッツを貰える。いてくださるといいショットを見せなきゃ、歓声がほしいなって思うことがある」
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ツアー屈指の“練習の虫”。前日も悪天候で終了時間が大幅に遅れたが、なんとか練習場所を確保。午後7時15分頃まで球を打った。「みんなに『休んだら?』って言われるけど、うまくなるためには練習しないといけない。黙っていてうまくなるわけないじゃないですか?(笑)。自分はずっと練習してきた。練習をせずに帰るわけにはいかない」とポリシーを貫いた。
今年は年間5勝を目標に掲げてスタートしたが、「結果にこだわりすぎずにやりたい。最低あと1回勝てたら」と目の前に集中するために下方修正。だが、将来的には大きな目標を抱いている。
「やっと泥沼から抜け出せた。今後に大きく繋がる1勝。これに満足することなく、引退するまでに30勝したいと思う。もっともっと勝てるように努力したい」
毎年、若手が次々と台頭する女子ゴルフ界。女王の健在ぶりを証明した。
(THE ANSWER編集部)