飯塚翔太、30歳初200mで組1着「結構疲れた」 100m優勝の多田修平に「乗っかりたい」
東京五輪代表の最終選考会を兼ねた陸上・トラック&フィールド種目の日本選手権第3日が26日、大阪・ヤンマースタジアム長居で行われた。男子200メートル予選では飯塚翔太(ミズノ)が20秒86(追い風0.8メートル)の組1着で決勝に進出した。決勝は27日午後5時50分から行われる。
陸上・日本選手権
東京五輪代表の最終選考会を兼ねた陸上・トラック&フィールド種目の日本選手権第3日が26日、大阪・ヤンマースタジアム長居で行われた。男子200メートル予選では飯塚翔太(ミズノ)が20秒86(追い風0.8メートル)の組1着で決勝に進出した。決勝は27日午後5時50分から行われる。
今大会での五輪内定には、参加標準記録20秒24を切った上で3位以内が条件。大会前までサニブラウン・ハキーム、小池祐貴の2選手が同記録を突破済みだった。この日は、サニブラウンが左太腿裏の違和感で欠場を発表していた。
第2組で登場した飯塚はレース終盤にトップに立ち、20秒86で組1着。レース後の会見では「スタートから60メートルのところでスピード上げたかった。後半、しっかりリードできたのでよかった」と振り返った。
レース展開については「結構疲れましたね……」と一言。自己ベストは16年に出した20秒11で、「タイムも、自分としては速くはないタイムなんですけど、疲労が来てしまった。予選と決勝ではガラッと変わることもあるので、決勝では変わるように準備したい」と前を見据えた。
飯塚は昨年10月の日本選手権で優勝。今年4月の中部選手権は20秒52(追い風1.3メートル)、5月3日の静岡国際で20秒52(向かい風0.5メートル)、同9日の五輪テスト大会は20秒48(追い風1.4メートル)だった。16年リオ五輪4×100メートルリレーでは、第2走者として銀メダル獲得に貢献している。
3大会連続の五輪出場を目指しており、今大会の目標は参加標準記録を切ったうえでの優勝だ。昨日が30歳の誕生日だったが「歳がレベルと思って前向きにやりたい」と笑顔。前日の25日、男子100mで優勝した多田修平(住友電工)も、24日が25歳の誕生日だったため「バースデーラン。自分もそれに乗っかれるように頑張りたい」と語った。
(THE ANSWER編集部)