驚異の防御率0.50 ついに30イニング連続0封デグロムに敵将「彼は別のレベルにいる」
米大リーグ・メッツのエース、ジェイコブ・デグロム投手は21日(日本時間22日)、ブレーブスとのダブルヘッダー第1試合に先発。100マイル(約161キロ)超えを15球記録するなど5回1安打無失点の快投。7勝目を挙げた。連続無失点イニングを30に伸ばし、防御率は驚異の0.50となった。MLBは3連続100マイル(約161キロ)超えの投球動画を公開。「怪我も不運な安打も彼を乱すことはできない」などと称賛している。
ブレーブス戦で5回1安打無失点の快投
米大リーグ・メッツのエース、ジェイコブ・デグロム投手は21日(日本時間22日)、ブレーブスとのダブルヘッダー第1試合に先発。100マイル(約161キロ)超えを15球記録するなど5回1安打無失点の快投。7勝目を挙げた。連続無失点イニングを30に伸ばし、防御率は驚異の0.50となった。MLBは3連続100マイル(約161キロ)超えの投球動画を公開。「怪我も不運な安打も彼を乱すことはできない」などと称賛している。
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手が付けられない状態だ。デグロムは立ち上がりから圧巻だった。初回先頭に迎えたのは今季20本塁打の強打者アクーニャJr.。その初球から100マイルでストライクを奪った。さらに2球目も100マイルでファウル、3球目は101マイル(約163キロ)を記録。浮き上がるような軌道でアクーニャJr.のバットに空を振らせ、わずか3球で三振を奪った。
この後もブレーブス打線に付け入る隙を与えなかったデグロムについて、AP通信は「前回登板で腕を負傷したデグロムだったが、ゲームを支配した」の見出しで記事を掲載。許したのは5回2死から外野手のお見合いによる二塁打のみ、70球で100マイル以上は15球だったと“無双劇”を伝えた。
また、デグロムはこれで30イニング連続無失点、通算120勝を挙げたR.A.ディッキーが2012年に記録した球団記録まであと2回2/3に迫ったと紹介。「防御率0.50は、12試合に先発した投手の中でリーグ史上最高の数字だ」と伝えた。さらに、ブレーブスのスニッカー監督は「彼は別のレベルにいる」とお手上げ状態でコメントしたことも紹介している。
MLBは、公式ツイッターでアクーニャJr.との初回の対戦シーンを動画で公開。さらに公式サイトでは「ブレーブスを抑え込み、デグロムの防御率は0.50に」と見出しを打った記事で、「怪我も粘着物質検査も不運な安打も彼を乱すことはできない」と脱帽。「デグロムは12先発連続で自責点が1以下となり、シーズンの中での記録ではボブ・ギブソンのMLB記録を抜いた」と伝えた。
デグロムは18、19年と2年連続でサイ・ヤング賞を受賞したMLB屈指の右腕。エースの力投もあり、ダブルヘッダーによる7イニング制で行われた試合は5回に3点を奪うなどリードしたメッツが、6回のブレーブスの追撃を2点で抑え、4-2で勝利。デグロムは7勝目を挙げた。
(THE ANSWER編集部)