井上尚弥とは「友達」だが…38歳ドネアは闘志メラメラ「お互いベルトを求めている」
ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)は、19日(日本時間20日)に米ラスベガスでIBF1位マイケル・ダスマリナス(フィリピン)との防衛戦に臨む。モンスターの激励に訪れたWBC同級王者ノニト・ドネア(フィリピン)は、改めてリベンジマッチを熱望している。米メディア「ファイトハイプ.com」公式YouTubeが報じている。
ダスマリナス戦に臨む井上をドネアが激励
ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)は、19日(日本時間20日)に米ラスベガスでIBF1位マイケル・ダスマリナス(フィリピン)との防衛戦に臨む。モンスターの激励に訪れたWBC同級王者ノニト・ドネア(フィリピン)は、改めてリベンジマッチを熱望している。米メディア「ファイトハイプ.com」公式YouTubeが報じている。
運命の再会だ。米国の会見場で井上がメガネ姿のドネアを見つけると、笑顔で歩み寄る。グータッチで挨拶した後は2ショット撮影。ドネアが自身のWBCベルトを肩にかけると、井上は満面の笑みで奪う素ぶりを見せた。ドネアも隠すようにしてお茶目に対抗。最後に一礼したドネアが「ありがとう! ガンバッテ!」と日本語で激励した。
実際の映像を「ファイトハイプ.com」が公開。紳士ぶりを見せつけたドネアは「もう一回対戦? リマッチか?」との問いに「イエス」と即答。そして、井上とダスマリナスの一戦についての質問に応じた。
「ボクシングの世界ではどんなことも起こり得る。以前、私が最初にダルチニアンと戦った時には、誰もが勝機ゼロと言っていた。番狂わせの可能性は存在する」
2007年、IBF世界フライ級王者ビック・ダルチニアン(オーストラリア)を倒して王座獲得したドネアだが、当時の自分自身の下馬評の低さを振り返りながら、ボクシングの世界に絶対はないと主張している。
ドネアは、井上と2019年のWBSSバンタム級決勝で対戦。死闘の末、判定負けを喫している。「みんな見たと思うけれど、彼は私のベルトを掴もうとした。私も彼のベルトを掴み取りたい。我々はいい友達で、彼のことはリスペクトしている。でも彼と私の関係とはまた別なんだ。お互い大きな敬意を抱いているが、どちらもベルトを求めている」とリベンジマッチに意欲を示していた。
(THE ANSWER編集部)