大谷翔平「うあー!」苦悶の自打球直後のタイムリーに米記者「ちょっと理解できない」
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、DH制のない敵地ダイヤモンドバックス戦に「2番・投手」で先発。3回の第2打席で右膝付近に自打球を当てた直後、タイムリー二塁打を放った。実際のシーンを米記者が動画付きで公開。「ファウルを膝に当てた。そして、二塁打を放った。ちょっと理解できません」などと驚きの声が漏れている。
3回の第2打席で右膝付近に自打球、なのに185キロ弾丸タイムリー
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、DH制のない敵地ダイヤモンドバックス戦に「2番・投手」で先発。3回の第2打席で右膝付近に自打球を当てた直後、タイムリー二塁打を放った。実際のシーンを米記者が動画付きで公開。「ファウルを膝に当てた。そして、二塁打を放った。ちょっと理解できません」などと驚きの声が漏れている。
大谷をアクシデントが襲った。3回に1点を先制し、なお2死一塁で迎えた第2打席。2球目を打ちに行ったが、右膝付近を直撃する自打球に。「うあー!」という悶絶の声を上げ、崩れ落ちた。トレーナーが駆け寄り、状態が心配されたが、再び打席に立つ。すると、カウント2-2から粘った6球目を打ち返し、右中間を破るタイムリー二塁打を放った。打球速度は114.9マイル(約185キロ)という当たりだった。
二塁到達前にやや脚をかばう様子を見せ、直後のレンドンのタイムリーで本塁まで走った大谷。不屈の精神力で放った一打に、米記者からはツイッター上で驚きの声が漏れている。
MLB公式サイトのサラ・ラングス記者は「ショウヘイ・オオタニがファウルを膝に当てた……。そして114.9マイル(約185キロ)の二塁打を放った。ちょっと理解できません」と混乱した様子だ。
米紙「USAトゥデー」のボブ・ナイチンゲール記者は「ショウヘイ・オオタニは、右膝にファウルを当て、うずくまった。起き上がって脚を引きずり、そしてタイムリーを打った。思った通りでしょ」と大谷だからこそできた芸当を称えた。
米カリフォルニア州地元紙「オレンジ・カウンティ・レジスター」のエンゼルス番ジェフ・フレッチャー記者は「オオタニが適時二塁打。打撃問題なし。普段通りの走りではなかったが」、米紙「ロサンゼルスタイムズ」のエンゼルス番ジャック・ハリス記者は「ショウヘイ・オオタニの45打点目。そして今季14本目の二塁打」とレポートした。
投手・大谷は2回まで1安打無失点とほぼ完璧な投球。自打球のアクシデントがあった直後の3回は投手相手に四球を与えるなど不安定で、2死二、三塁のピンチを背負ったが、無失点に抑えた。
(THE ANSWER編集部)