稲見萌寧、今年6勝目へ2位発進 五輪レース佳境も平常心「どこ見ていいかわからない」
女子ゴルフの国内ツアー・宮里藍サントリーレディスは10日、兵庫・六甲国際GC(6517ヤード、パー72)で開幕。今年13戦5勝の稲見萌寧(都築電気)が6バーディー、ノーボギーの66。6アンダーで首位の比嘉真美子(TOYO TIRE)に2打差の2位と好発進を決めた。
宮里藍サントリーレディス初日
女子ゴルフの国内ツアー・宮里藍サントリーレディスは10日、兵庫・六甲国際GC(6517ヤード、パー72)で開幕。今年13戦5勝の稲見萌寧(都築電気)が6バーディー、ノーボギーの66。6アンダーで首位の比嘉真美子(TOYO TIRE)に2打差の2位と好発進を決めた。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
相変わらず好調だ。稲見はアウトスタートの4番で50センチにピタリとつけてバーディー先行。8番でも右奥2メートルに乗せて前半で2つ伸ばすと、インに入った後半は4バーディー。6アンダーで初日を終えた。
ホールアウト後は「前半はドライバーが荒れてフェアウェーから打つ回数が少なくて、チャンスが少なかった。その中でもアプローチとかでパーを拾ったりできた。後半はティーショットが良くなったので、フェアウェーから打てたのが大きかった」と振り返った。
前週はツアー出場を見送り休養に当てたが、練習中のショットは大荒れだったという。「先週はあまりにもひどくて、怖くて打てなくなるくらいのミスが続いていた。これは本格的にやばいとコーチとも話していました。テークバックからトップまで気持ち悪い。切り返しもインパクトも気持ち悪い。その前の週のリゾートトラストは練習場も傾斜地で、それも残っていて崩れてしまったかなと」と分析する。
ショットが左右に曲がり、トップもダフリも出たという。「OBもありました」と振り返るほどだが、試合へ向けて立て直すのだからさすがだ。
今月末に決まる東京五輪代表入りを目指す21歳。出場2枠は今月末の世界ランキングに基づく五輪ランキングで決まる。現在、世界ランク26位で日本勢2番手につける稲見だが本人は至って平常心だ。「誰かに言われて気付くとか、どこを調べて見ていいのかもよくわからない。(日本勢で)何番手になったねと教えてもらって、そうなんだねという感じ」と笑う。
今大会で勝ち、今年6勝目、今季7勝目を手にすれば五輪代表の座は大きく近づく。2日目以降へ向けて「明日も少しでもスコアを伸ばして、上位で戦えたらいいなと」といつも通り気を引き締めていた。
(THE ANSWER編集部)