「彼が去っていくのを見るのは…」 フェデラー、途中棄権ナダルに“粋なSMS”送信
テニスの全豪オープンは大会終盤を迎え、男子シングルスはマリン・チリッチ(クロアチア)が同国出身選手として初の決勝進出。もう1つの椅子を懸けて、26日に世界ランク2位のロジャー・フェデラー(スイス)と同58位チョン・ヒョン(韓国)が準決勝を戦うが、36歳のレジェンドは準々決勝直後のインタビューで、負傷棄権したライバルのラファエル・ナダル(スペイン)にテキストメッセージを送ったことを明かした。ATP公式サイトが伝えている。
右足負傷で準々決勝敗退、好敵手ナダルの状況を“最終手段”で確認
テニスの全豪オープンは大会終盤を迎え、男子シングルスはマリン・チリッチ(クロアチア)が同国出身選手として初の決勝進出。もう1つの椅子を懸けて、26日に世界ランク2位のロジャー・フェデラー(スイス)と同58位チョン・ヒョン(韓国)が準決勝を戦うが、36歳のレジェンドは準々決勝直後のインタビューで、負傷棄権したライバルのラファエル・ナダル(スペイン)にテキストメッセージを送ったことを明かした。ATP公式サイトが伝えている。
フェデラーは今大会5試合連続ストレート勝ちを飾り、二連覇に向けて順風満帆の戦いぶりを見せている。現地時間24日の準々決勝・トマーシュ・ベルディハ(チェコ)戦でも完勝を飾ったが、その前日に行われたナダル対チリッチの一戦について触れた。
トップランカー同士の一戦はフルセットまでもつれ込んだものの、激闘の代償か最終セットでナダルが右足を負傷し、棄権する結末となった。フェデラーもライバルが直面した状況が気がかりだったようだ。
「私は昨夜(24日)、眠りにつく前にラファに対してメッセージを書いたんだ。それが、彼が大丈夫であることを確認するための最終手段だったからね。ライバルであり、友人である彼が去っていくのを見るのは、嬉しいことではないからね。早く彼には良くなってほしいよ。5セットマッチを戦えず終わるのを見るのはつらい。とはいえ、マリンも本当に懸命に戦っていた。だから彼にとっても大きな勝利だろう」
ナダルへの気配りとともに、決勝進出を果たしたチリッチの闘いぶりも称えた。フェデラーは韓国勢として初となるベスト4進出を果たしたチョン・ヒョンとの準決勝が注目を集めるが、それと同時に各選手に対してのリスペクトは世界中のテニスプレーヤーの“模範”と言えるだろう。
(THE ANSWER編集部)