今なお進化を続ける30歳コストナー 彼女が結果を残し続けられる理由
女子フィギュアスケートのソチ五輪銅メダリスト、カロリーナ・コストナー(イタリア)が米スケート専門メディア「icenetwork」の取材に応じた。先日の欧州選手権では30歳にしてパーソナルベストを更新し3位。10年以上も第一線での活躍を続け、ベテランの域にさしかかる年齢ながら、結果を出し続ける現状について激白している。
30歳で4年ぶりにパーソナルベスト更新、そのきっかけは14年前の欧州選手権
女子フィギュアスケートのソチ五輪銅メダリスト、カロリーナ・コストナー(イタリア)が米スケート専門メディア「icenetwork」の取材に応じた。先日の欧州選手権では30歳にしてパーソナルベストを更新し3位。10年以上も第一線での活躍を続け、ベテランの域にさしかかる年齢ながら、結果を出し続ける現状について激白している。
30歳を超えても技術面で素晴らしい進歩を続けているコストナー。初めて欧州選手権に出場した14年前を振り返り、こう話している。
「2回とも堂々とプログラムを演じて、フリーでは2つのトリプルコンビネーションに成功できました。ただ、私のプログラムの質を上げるにはジャンプがふさわしくないと指摘され、表彰台に立つことはできなかったんです」。
16歳で初出場した欧州選手権では5位だった。そこで着手したのが、技術面の向上だけでなく、芸術性を高めることだったという。
「改善するためのきっかけになりました。年齢を積み重ねる度に体に変化が生じ、“女性”になっていくものです。トレーニングをこなすこと自体が、必ずしも簡単ではなくなっていくものなのです。女性はその過程とも闘っていかなければいけないし、新しいテクニック、新しいモチベーションも見出さなければいけないんです」