内村航平、NHK杯・鉄棒で15.333点 4度目五輪に前進も「満足する演技を追求しないと」
個人別出場狙う米倉は「航平さんに食らいついていけるように」
内村と同じく種目別で出場を狙っている選手の中では、米倉英信(徳洲会体操クラブ)が跳馬で全日本個人総合の予選15.166点、決勝15.266点に続いて15.050点の高得点をマーク。現在の世界ランクでは40、40、30と内村と同等のポイントを獲得する計算になる。
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米倉は「まだ同点というか同率1位につけている。次の種目別で頑張るためのステップにはなったんじゃないかと思う。高得点を出し続けないといけない、厳しい世界。(最後の選考対象大会となる6月の種目別で)航平さんも絶対に40ポイントを取って来ると考えると、ミスは許されない戦い。航平さんに食らいついていけるように頑張りたい」と6月の最終決戦を見据えた。全日本個人総合で15.433点(予選)、15.200点(決勝)をマークしていた南一輝(仙台大)は、14日の会場練習で右足ふくらはぎに肉離れを負い、棄権した。
なお、NHK杯の順位は、全日本選手権個人総合(予選、決勝)との総合得点で争われ、初優勝を飾った橋本大輝(順天堂大)と2位の萱和磨(セントラルスポーツ)が、最終的に4名選出される団体枠代表に内定した。残る2枠と、内村が狙う個人枠の代表1名が6月の全日本種目別選手権で決まる。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)