逆転V大里桃子に惜敗も晴れやか 足首捻挫を抱えた2位ささきしょうこ「頑張って戦えた」
女子ゴルフの国内ツアー・ほけんの窓口レディース最終日は16日、福岡CC和白C(6335ヤード、パー72)で悪天候によりサスペンデッドとなった第2ラウンド(R)の途中から再開された。36ホールの短縮競技となった中、22歳の大里桃子が通算9アンダーで並んだささきしょうことのプレーオフ(PO)を制し、ツアー通算2勝目を挙げた。24歳のささきは2年7か月ぶりの4勝目はならず。「今の自分では頑張って戦えた」と振り返った。
ほけんの窓口レディース最終日
女子ゴルフの国内ツアー・ほけんの窓口レディース最終日は16日、福岡CC和白C(6335ヤード、パー72)で悪天候によりサスペンデッドとなった第2ラウンド(R)の途中から再開された。36ホールの短縮競技となった中、22歳の大里桃子が通算9アンダーで並んだささきしょうことのプレーオフ(PO)を制し、ツアー通算2勝目を挙げた。24歳のささきは2年7か月ぶりの4勝目はならず。「今の自分では頑張って戦えた」と振り返った。
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第1Rは2打差の4位で終えたささきは、1番第3打からプレーを再開。前半で2つ伸ばすと、後半も12、16番でバーディーを奪った。2位で迎えた最終18番パー5では、第3打をピンそばに寄せてバーディー。この間に最終組で首位だった大里桃子が17番でボギーを叩き、ささきが逆転。しかし、大里が18番でバーディーを奪い、POに突入した。
18番パー5で行われたPOは、両者とも1ホール目はパー。2ホール目は、ささきの放った残り69ヤードの第3打がカップをかすめ、ピン奥20センチにピタリ。バーディーを奪ったが、大里も2メートルのバーディーパットを入れた。3ホール目に大里がバーディーだった一方、ささきはバーディーパットを外して敗れた。会見では晴れやかな表情でこう振り返った。
「負けるのは悔しい。でも、最後のバーディーパットは100球打って100球入る距離ではない。桃子ちゃんが凄くナイスな2オンだった。バーディーも確実ですし、今の自分の技量では頑張って戦えたと思います。久々の優勝争いが凄く楽しいと思えた」
2016年に初優勝。目まいや過呼吸となる自律神経失調症を患ったが、18年に2勝を挙げた。しかし、19年は36試合で19度の予選落ちなど、賞金ランク89位と苦戦。「もう私は優勝争いできないのかなと持っていたので、優勝争いしていた自分が凄い楽しかった。まだできるんだと実感できたのがよかった」。今年は最終予選会32位の権利で出場し、10試合の出場で最高15位だった。
2週間前にゴルフ場で足首を捻挫。全治8週間と診断され、テーピングを巻いた状態だが「怪我の功名というか、無理に振らなくなってスイングが安定した」と今週はショットが光った。「今日のプレーは今後に繋がると思います」と前を向いた。
(THE ANSWER編集部)