「逞しくなったって言われます」 肉体強化の“レイチェル”臼井麗香、初Vへ1打差2位
女子ゴルフの2021年国内メジャー初戦・ワールドレディスサロンパスカップが7日、茨城GC東C(6630ヤード、パー72)で第2日が行われた。5位で出た黄金世代の臼井麗香(ディライトワークス)は5バーディー、ボギーなしの68で回り、通算8アンダーで1打差の2位に浮上。高橋彩華(東芝)が9アンダーで単独首位。
国内メジャー初戦・ワールドレディスサロンパスカップ第2日
女子ゴルフの2021年国内メジャー初戦・ワールドレディスサロンパスカップが7日、茨城GC東C(6630ヤード、パー72)で第2日が行われた。5位で出た黄金世代の臼井麗香(ディライトワークス)は5バーディー、ボギーなしの68で回り、通算8アンダーで1打差の2位に浮上。高橋彩華(東芝)が9アンダーで単独首位。
臼井のショットが冴えわたった。前半11、12番はともに約150ヤードから1メートル弱につけてバーディー。13番も140ヤードからピンそばに乗せて1つ伸ばした。途中から雨が降り始めたが、6番で150ヤードからピン下3メートルにつけてバーディーを奪うと、最終9番パー5も80ヤードから1メートル弱につけてバーディーで締めた。
「ボギーがなかったこと、バーディーをコツコツと積み重ねられたことが嬉しいです。今日はアイアンショットがよかった。今までフィニッシュをとらなかったけど、とるように意識を変えた。一定のスイングをできるようにイメージを持ってやりました。気持ちをボールに乗せてしまうタイプなので、フィニッシュをとることで一定にしようとしました。毎試合どの試合でも全力でやっています」
今年は9試合で予選落ちは2度だけ。3戦目のTポイント×ENEOSでは優勝争いの末に5位に入った。減りやすかった体重の管理に意識を置き、睡眠時間を今までの7時間半から10時間に。「睡眠をとれたことで体重が減らなくなったので、食べることと比例しているのだと思います」と明かした。さらに新しいトレーナーの下で肉体強化。これまでウェートトレーニングがメインだったが「地味なものをやる感じで、私にはそれが合っている。体が変わってきました。最近は『逞しくなった』って言われます」と笑った。
渋野日向子(サントリー)らと同じ1998年度生まれの黄金世代。この日は、ウェアの柄に合わせて赤いリボンをなびかせた。メジャーでのツアー初優勝へ、「レイチェル」の愛称でファンに親しまれる22歳は「同い年がみんな勝っている中で焦りもあったけど、目の前のことをやることで結果がついてくればいいかな」と冷静なプレーを目指す。
(THE ANSWER編集部)