井上のパートナー経験もあるカタラハがダスマリナス陣営に

　ボクシングのWBAスーパー＆IBF世界バンタム級王者・井上尚弥（大橋）が、6月19日（日本時間20日）に米ラスベガスでIBF同級1位のマイケル・ダスマリナス（フィリピン）と防衛戦を行うと、米興行大手・トップランク社が正式発表した。指名挑戦者ダスマリナスは打倒モンスターに向け「イノウエを熟知する男」をスパーリングパートナーに招いたという。フィリピン地元紙「サンスター」が報じている。

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　現在フィリピンのラウニオン州で合宿中だというダスマリナスに、心強い味方が加わった。「これは自分のスキルを高める最大のチャンスになる。なぜなら、ビッグマッチのスパーリングパートナーに選ばれたからだ」と話しているのは、WBO世界スーパーフライ級11位のケビン・ジェイク・カタラハ（フィリピン）だった。

　12戦全勝の25歳について、同紙では「彼のワールドクラスの才能は別にして、カタラハはダスマリナスの合宿に追い風となる。なぜなら、彼はイノウエを熟知しているからだ」と伝えている。カタラハは井上のスパーリングパートナーを務めたことがあるという。

「彼のスパーリングパートナーを3度務めてきた。イノウエを見た弱点を指摘することで、手助けができると思うよ。試合で活かせるかは、依然として彼次第というところだけど」

　スパーリングとはいえ実際に井上と対峙した経験から、カタラハは無敵のモンスターにも弱点があると話しているようだ。「最高のパウンド・フォー・パウンドの1人として名前を確立させた」と記事でも称賛されている井上に挑戦するダスマリナス。同胞ファイターのサポートを得て、番狂わせを目指す。