村田諒太は勝ち組? ロンドン五輪ボクシング金メダリストの“現在地”に海外紙注目
エンダム撃破で「彼の国民を安堵させた」 一方で「我々ではない」と“辛口評”も…
ライトヘビー級金メダリストのエゴー・メコンチェフ(ロシア)は、プロ転向後の戦績こそ10戦10勝だが、WBA世界ランクは15位。WBO世界ライトヘビー級王者にセルゲイ・コバレフ、IBF世界ライトヘビー級王者にはアルツール・ベテルビエフとロシア勢が君臨する中なかで遅れを取っており、寸評では「苦しい時間を生きている左利き」と苦境を伝えている。
そして、記事ではミドル級金メダリストの村田についても触れている。竹原慎二以来、日本人史上2人目のWBAミドル級世界王者として君臨する32歳は、昨年10月にアッサン・エンダム(フランス)との“リベンジマッチ”に望み、7回終了後にTKO勝ちで因縁の相手を撃破。しかし、寸評では「アッサン・エンダム戦の7ラウンドでの勝利は彼の国民を安堵させた。だが、我々ではない」と辛口を効かせている。
日本で絶大な人気を誇る村田は金メダル勢の中で“勝ち組”となったが、エンダム戦の勝利はカナダのボクシングファンを感心させるものではなかったとしている。