飯塚翔太、20秒52で200mV 五輪参加標準突破に自信「内容もよくて良い弾みになった」
東京五輪まで約3か月となった中、陸上の静岡国際が3日、静岡・エコパスタジアムで行われた。男子200メートルでは29歳の飯塚翔太(ミズノ)が20秒52(向かい風0.5メートル)で優勝。20秒24の五輪参加標準記録の突破はお預けとなった。100メートル9秒98の記録を持つ小池祐貴(住友電工)は0秒21差の20秒73で2位。
静岡国際、飯塚翔太が3大会連続五輪へ弾みのV
東京五輪まで約3か月となった中、陸上の静岡国際が3日、静岡・エコパスタジアムで行われた。男子200メートルでは29歳の飯塚翔太(ミズノ)が20秒52(向かい風0.5メートル)で優勝。20秒24の五輪参加標準記録の突破はお預けとなった。100メートル9秒98の記録を持つ小池祐貴(住友電工)は0秒21差の20秒73で2位。
飯塚は徐々に加速すると、隣のレーンを走る小池と並走。最後の直線に入ったところで体一つ抜け出すと、そのまま突き放して逃げ切った。予選は20秒67(追い風0.3メートル)。好条件とは言えない中でまずまずのレースを終え、会見ではこう振り返った。
「今日は地元の大会で優勝できて嬉しいです。予選の課題を決勝で克服して優勝できたと思います。今日はスタートからしっかりピッチを上げられた。予選はスピードが上がらずに60メートルに入った。コーナリングがしっかりできたのがよかったですね。状態は(参加標準記録を)切れる内容だった。いつでもこの走りをして、いつでも切れる準備をしたい。風もいろんな方向から吹いている状態。惑わされずにコーナーを走るのが難しかった」
昨年10月の日本選手権で優勝。今年4月の中部選手権は100メートルで10秒18(追い風2.2メートル)、200メートルで20秒52(追い風1.3メートル)だった。今大会前は、山梨・富士北麓の標高約1000メートルで約1週間合宿。地元の今大会に向けて仕上げてきた。
「(調整方法に)手応えを感じている。この1週間は半分にも満たない量の練習。もう少し走って臨まないと1本目に走れないと感じたので、そこは改善したい。2016年もこの大会で優勝してシーズンが始まった。同じ状況で次に行ける。内容もよかったので良い弾みになりました」
16年リオ五輪400メートルでは第2走で銀メダル獲得に貢献した。9日の五輪テストイベント「READY STEADY TOKYO(国立競技場)」にエントリー。3大会連続の五輪切符がかかる6月の日本選手権(大阪)に向けて「60メートルまでの加速も上げられたら。100メートルにも出て上げていきたい」と意気込んだ。
(THE ANSWER編集部)