元日本代表・北川俊澄が引退 最後は万感コンバージョン失敗「楽しいラグビー人生だった」
ラグビー・トップリーグ(TL)のプレーオフトーナメントは25日、4会場で2回戦が行われ、東京・秩父宮ラグビー場ではホワイトカンファレンス7位の日野が、29-49でレッドカンファレンス2位のトヨタ自動車に敗れた。試合後のオンライン会見で、元日本代表LO北川俊澄が現役引退を報告。「しんどい時もあったが、トータルで見てすごく楽しいラグビー人生だった」と振り返った。
トップリーグ・プレーオフトーナメント2回戦
ラグビー・トップリーグ(TL)のプレーオフトーナメントは25日、4会場で2回戦が行われ、東京・秩父宮ラグビー場ではホワイトカンファレンス7位の日野が、29-49でレッドカンファレンス2位のトヨタ自動車に敗れた。試合後のオンライン会見で、元日本代表LO北川俊澄が現役引退を報告。「しんどい時もあったが、トータルで見てすごく楽しいラグビー人生だった」と振り返った。
北川は後半11分、ディネスバラン・クリシュナンに代わり途中出場。ラストプレーとなったコンバージョンキックを蹴り、右側に外したものの、感極まった様子でチームメートと抱き合った。
試合後のオンライン会見で、北川は「自信をみんな持っていたし、スクラム、ラインアウト、モールもいい形で出来ていた。もう少し拾えたら、ひっくり返せたのかなと」と試合を振り返った。
これが現役最終戦か、と尋ねられると「はい」と認めた。「ゴールキックは蹴ったことがない。やりたくないと言ったのですが、みんなが推してくれた。ありがたいですし、本当に今はまだ現実的に引退するという実感はないが、(最後のシーンは)泣いてるか泣いてないかというと、決して泣いてないです」と笑った。
40歳の北川は日本代表キャップ43。18年まで在籍したトヨタ自動車が、現役最後の対戦相手となった。「最後の試合にするつもりはなく、勝ちに行くつもりだった。ただ、最後にトヨタと戦えたのは純粋に嬉しい。こういう機会を頂けて感謝です」と語った。
(THE ANSWER編集部)