両親は日本人 長洲未来が復活 2大会ぶり五輪有力に感激「とてもエモーショナル」
フィギュアスケートの全米選手権は5日(日本時間6日)、女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)2位の長洲未来は合計213.84点で2位に入り、2大会ぶりの五輪出場が有力に。日本人の両親を持つ24歳は故障などを乗り越え、復活の涙。米メディアも感動のシーンを動画付きで紹介し、「トリプルアクセルは称賛に値する」「やり切った自信が備わっている」と賛辞を送った。
全米選手権2位で10年バンクーバー以来の五輪濃厚…米メディア称賛「3Aは称賛に値する」
フィギュアスケートの全米選手権は5日(日本時間6日)、女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)2位の長洲未来は合計213.84点で2位に入り、2大会ぶりの五輪出場が有力に。日本人の両親を持つ24歳は故障などを乗り越え、復活の涙。米メディアも感動のシーンを動画付きで紹介し、「トリプルアクセルは称賛に値する」「やり切った自信が備わっている」と賛辞を送った。
思わず感情が爆発した。「213.84」―。得点が表示されると、長洲に熱いものがこみ上げた。
合計200点超の高得点を見ると、両手で顔を覆い、涙を必死にこらえた。2大会ぶりの五輪切符を大きくたぐり寄せるスコア。米スケート専門メディア「icenetwork」が動画付きで公式ツイッターに紹介するなど、感動のシーンとなった。
日本人の両親のもと、米国で生まれ育った。ジュニア時代から頭角を現し、08年の全米選手権は14歳9か月の若さで優勝して一躍、注目された。10年バンクーバー五輪は4位入賞。その後は故障などで苦しい時代を過ごし、14年ソチ五輪は出場権を逃した。
しかし、今季は憧れの浅田真央さんの代名詞でもあった3回転アクセルに成功。復活の兆しを見せ、今大会も3回転アクセルに挑戦するなど攻め抜いた。4年ぶりに表彰台に上がり、3枠ある平昌五輪の代表入りを有力とした。