姫野和樹がスーパーラグビー初出場 ジャッカルで見せ場「やっとラグビーができた」
初陣で存在感発揮「自分の力を証明するために来た」
比較的早い時間の交代出場だったが、「驚きはなかったですね。チームの流れも悪かったから、ブラウニー(トニー・ブラウン・ヘッドコーチ)が僕を入れる意図を汲み取れた。ブレークダウンでしっかりと仕事をして、流れを変えようと思ってプレーしました」と、持ち味のボールを持って前進するボールキャリーでは、日本代表やトヨタ自動車と変わらないプレーを続けた。
合流してすぐに自分を受け入れてくれたチームメートについいては「(同じFW第3列のシャノン)フリゼルがよくしてくれる。仲もいいけど、負けたくないという気持ちもある。いい意味で切磋琢磨している」と、ニュージーランド代表とのポジション争いを楽しんでいる。
スコットランド系の移民が中心になって築いたダニーデンについては「自然が豊富で、時間がゆっくりと流れている印象。(大好きな)コーヒーもうまいので、いい街です」と生活面でも楽しんでいる。
チームは1勝3敗と厳しい状況だが、初陣で期待に応えた姫野は、今回の挑戦について改めて「自分の力を証明するために来た」と明言。デビュー戦をさらに上回る活躍を見せて、後半戦での巻き返しを誓った。
(吉田 宏 / Hiroshi Yoshida)