渋野日向子「風と友達になりかけてた」 強風の中「72」も前向き「最も収穫多い1週間」
女子ゴルフの国内ツアー・Tポイント×ENEOSの第2ラウンド(R)の残りと最終Rが21日、鹿児島・高牧CC(6424ヤード、パー72)で行われた。6打差の15位で最終Rを迎えた渋野日向子(サントリー)は3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの72で回り、通算5アンダーでホールアウト時点で暫定14位だった。
Tポイント×ENEOS最終日
女子ゴルフの国内ツアー・Tポイント×ENEOSの第2ラウンド(R)の残りと最終Rが21日、鹿児島・高牧CC(6424ヤード、パー72)で行われた。6打差の15位で最終Rを迎えた渋野日向子(サントリー)は3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの72で回り、通算5アンダーでホールアウト時点で暫定14位だった。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」(W-ANS ACADEMYへ)
渋野は降雨サスペンデッドとなった第2Rの残り2ホールをバーディー、ボギーで回って5アンダーとした。首位と6打差の15位で最終Rをスタートすると、3番パー3で約3メートルにつけてバーディー。4番ではグリーンの縁からパターで入れてバーディーを奪った。しかし、5番でボギー。13番ではOBが出て、痛恨のダブルボギー。16番でバーディーを奪い返したが、最終日はイーブンパーに終わった。
強い風に苦しみ、スコアを伸ばせなかったが、渋野は努めて前向きだった。「ショットの縦距離を一番重視して回りました。フルショットを打つ回数を減らして、抑えたショットで振り切ることをやってました。結果的には(13番の)ダブルボギーがもったいなかったと思うが、個人的には収穫のある1日だった。あまり悔いはないと思います」と会見では笑顔ものぞかせた。
強風の中でもしっかりと考え、影響を最小限に抑えるショットを打てたことが手応えの理由だ。「風の中でも縦距離を合わせるのが難しかったですが、今日は何度か合わせることができた。打ちたいキャリーを打てているホール、最終ホールとかは納得のいくショットが打てた。それがすごく多かった」と振り返った。さらに前週は「風と友達になれなかった」と語っていたことを問われると、「今日は風と友達になりかけてた」と答え会見場の笑いを誘っていた。
初日は67で4位発進。しかし2日目で順位を落とし、3日目も伸ばせなかった。3日間の総括を問われると、「1日目はすごくいいゴルフができていた中で、昨日はなかなか思うようなゴルフができず、最終日はすごく収穫のある1日だった。本当に毎週色々な経験をできているが、今週が1番得たものが多い1週間だった」と語った。順位以上の収穫を感じ取っているようだ。
次週の国内ツアー・アクサレディス(宮崎・UMKCC)に出場し、海外メジャー初戦・ANAインスピレーション(4月1~4日)に向けて渡米する。「改善したい部分は山ほど。ショットの精度は全然ですし、パッティングも。しっかり練習したいと思います。まずは3日間戦うことが大切。予選通過できるように。その中でも自分のやるべきことをやりきることを考えながら3日間戦えるようにしたいともいます」と見据えた。
(THE ANSWER編集部)